二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(612)

1月20日(火)大寒。

(247)真の親孝行②

「釈迦は生者必滅の理を悟ったまでのことだ。およそ人と生まれた以上は、死ぬことのあるのは必定(ひつじょう)だ。長生きといっても百年を超えるのはまれで、限りの知れたことだ。

若死にといい、長生きといっても、実は取るに足らぬほどの相違で、たとえばろうそくに大中小とあるようなものだ。大きいろうそくでも、火のついた以上は四時間か五時間のことだろう。だからして、人と生まれた以上は必ず死ぬものと覚悟してしまえば、一日生きれば一日のもうけ、一年生きれば一年の得だ。」

客が客を呼ぶ商法!

「そこまでやるのか!」と顧客サービスに没頭する商人さんの優しさ、細やかな心づかいは持って生まれた天性の素質と感嘆するばかりです。

過日他界された榎本義明氏(かど屋相談役)は、だれもが分かりやすい「満足を商う」と経営理念を定め、「客が客を呼ぶ」商いを徹底することでひとつの時代をつくりました。

石橋忠之氏(ローザ大成堂会長、富山市)からのメッセージには「新規客はほとんどが紹介客です」、と感謝のことばが並んでいました。「確認販売」を徹底している証です。

「感謝して奉仕し、感動し合えることが元気の素です。店は顧客満足の追求の場であり、満足していただいたお客様からの紹介客がいちばん有り難い。新規客はイコール紹介客だと感謝しています。」