二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(603)

1月7日(水)七草。

(244)家道に通じて家道を守れ①

「翁のことばに、若輩の者は、よく家道を研究せねばならぬ。家道とは分限に応じてわが家を保つ方法のことだ。家の持ち方は、やさしいようだが至ってむずかしい。まず早起きから始めて、勤倹に身を慣らさねばならぬ。

それから、農なり商なり、家業の仕方をよく学ばずに家を相続したのでは、将棋にたとえれば駒の並べ方もよく知らないでさそうとするようなもので、さすごとに負けて、つまり失敗するのは目に見えている。」

顧客から選ばれる条件=ミッションの明確化

「ネクストショップ」への「5段階システム」は、すでに紹介した1. 経営理念から 2. 経営方針 3. 儲かる財務体質 4. 燃える集団づくり 5. 顧客創造です。

「経営方針」は道標、使命として、1. ビジョン計画 2. 長期経営計画(短期計画)3. 本年度計画に分けてきました。ここで確認したいことは、3つの計画を統合する考え方として「ミッション」を位置づけることです。

たしかに経営方針というのは固苦しい印象が避けられません。日常的な仕事の中ではミッションの方が直接的で分かりやすく、みんなで確認しやすい感じがします。

「理念経営」を推進していく「ネクストショップ」が経営理念を土台にしていることは言うまでもありません。そこであなたの店のミッションは何でしょうか?さらに1人ひとりのミッションは何でしょうか? この点を明確にすることは、今や顧客から選ばれる店の条件にほかなりません。