二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(564)

11月12日(水)

(232)ひえの食べ方

「翁のことばに、囲穀をして数十年たっても少しも変質しないものとしては、ひえが一番すぐれている。申しあわせて、できるだけ多く積んでおくがよい。ひえを食料にする方法は、凶歳のときはぬかを除いてはならぬ。

からびえ一斗に小麦四五升を入れて、水車の石うすでひいて絹ぶるいにかけて、だんごにして食うがよい。俗にもちぐさという、よもぎの若葉を入れれば味がよい。」

今、経営者の生き方が変わらなければ!

経営者自身の生き方が問われている今、森信三先生の「人間形成の3要素」を紹介しました。3要素の関係は第1に先天的素質を知り、第2に逆境を恩寵的試練と捉え、第3によき師に学ぶという流れです。

優れた経営者は松下幸之助翁、稲盛和夫氏に見られるように、最終的には人を活かす教育者、哲学者への道を歩んでいく感を深めます。

過日他界された榎本義明氏(かど屋)も然りです。メンバー店経営者には人情に厚く、多くの人たちに慕われ教育者となった人が少なくありません。

さて、バブル崩壊の直後、今まで常識とされてきた成長時代の経営を根本的に見直さなければならない問題意識から、二宮尊徳の「四綱領」(荒地は荒地の力で耕す)を手がかりに提案したのが「3つの革新」です。経営者の「生き方が変われば店が甦る」という結論です。
*本日から「きりはた」(桐生)の新作発表会。 http://amba.to/1B3FtiW