二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(562)

11月10日(月)「きものサローネin日本橋2014」開催中。
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(230)凶荒予備にもみ囲み

「翁のことばに、人生の災害で、飢饉よりはなはだしいものはない。そうして昔から、六十年間に一度は必ずあると言い伝えている。そのとおりだろう。単に飢饉ばかりではなく、大洪水も大風も大地震も、その他非常の災害も、六十年に一度ぐらいは必ずあるはずだ。

たとえ無いとしても、必ずあるものと覚悟を決めて、有志の者が申し合わせて金や穀物を貯蓄するがよい。穀物を積み囲うなら、もみとひえが一番だ。田方の村里でももみを積み、畑方の村里ではひえを囲うがよい。」

求める心あれば求められる!

「学びたい」熱意と問題意識があれば、不思議と縁はまた新たな縁を呼び、必ずや良き師に恵まれます。師は求める心あれば必ず求められます。

人生、仕事で成功された方々の特徴をひと言でいえば、出逢いを大切にしてきたことではないでしょうか。あなたの周辺にも明日につながる大切な縁がいっぱい拡がっています。

しかし、皮肉なことに森羅万象に生かされている本質に目醒めるのは40才を越えてからというのが一般的です。残念ながら若い時には、若さが故に気づかないのです。あたかも紙クズが落ちていても目に止まらないと同じです。

その気づきは逆境体験からの学びです。縁ある人々から「学びたい」「お役に立ちたい」心が相手の心を動かし、すばらしい人々に巡り逢っているのです。