二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(435)

4月30日(水)月末。

(190)「賄賂の悪弊」②

「そのために曲直も明らかにならなくなる。法を正しく行われなくなる。信義がすたれて賄賂が盛んに行われる。こうして万事賄賂でなければ用が済まぬほどになった。私が初めて桜町に来たとき、土地の悪賢い連中が争って私に賄賂をしてきた。

私がちりほどでも受けなかったから、それから善悪・正邪がはっきりしてきて、信義誠実の者が初めて表に出るようになった。とにかく、最も恐れるべきものはこの賄賂なのだ。そなたたち、誓ってこんなものに汚されぬようにせねばならぬ。」

それでは商人として顧客満足を追求する「生活文化創造業」の5つの条件です。 この条件は業種のいかんに関わりなく、今日も変わりのないコンセプトです。

1 .「日本型専門店」の「生き残る3つの条件」に適応している。生き残る3つの条件は「本質追求、時流適応、日々改善」。

2 . 四季の生活を大切にしている。
(2か月先行の季節プロモーション)

3 .「セールスポイント型」から「コンセプト型」。
 (モノ+α、「美しい女性づくり」の情報、サービスを販売する)

4 . お客様同士が交流、学び合う場をつくる。
 (旅行会、研究会、観劇会、パーティーなど)

5 . 経営者が「感謝と奉仕の精神」(商人道)を貫いている。