二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(431)

4月24日(木)

(189)「惰民も人口減も失政から①

「翁はことばをついでいわれた。————およそ、田畑が荒れるのは惰農の罪だといい、人口が減ずるのは産んだ子を育てずに殺す、悪習のせいだというのが普通の議論だが、どんな惰民だとして、ことさら田畑を荒らして自ら困窮を招くはずがあろうか。

また、鳥や獣ではあるまいし、親子の情がないはずがあろうか。それなのに産んだ子を育てないのは、食物が乏しくて、育てきれないためなのだ。その本当の気持ちを察してやれば、哀れといって、これほど哀れなことはない。」

「生活文化創造業」から「ネクストショップ」へ!

日本人と欧米人の発想の違いは価値観、ライフスタイルにも反映されます。ライフスタイル提案では価値観の背景にある生活文化を伝えることで、モノの価値を高めることができます。

グローバル化のなかで世界商圏のグローバル専門店が誕生する一方で、おもてなしに見られる日本人の優しい心を活かしたローカル専門店が世界の模範として注目されます。

こうした問題意識から2025への「ネクストショップ」です。そのたたき台は21世紀の成熟社会に生きる専門店として位置づけた「生活文化創造業」です。

「生活文化創造業」へ革新する「5段階システム」(日本型専門店シリーズ)は、専門店が永続していく基本原則です。しかし、ネット社会で「顧客開発の仕組み」は再構築を迫られています。