二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(422)

4月11日(金)

(186)「一家の経済と天下の経済」①

「翁のことばに、経済には天下の経済があり、一国一藩の経済があり、一家の経済もある。これらには、おのおの別個の見地があって、同日の論はできない。
なぜかといえば、ばくちを打とうが、女郎屋をしようが、一家一身の上からはみんな経済だと思うだろう。

しかし、政府がこれを禁じて、みだりに許さないのは、国家に害があるからだ。
こんなのは、実は経済とはいえない。眼前の自分だけの利益を見て、後世どうなるかを考えず、他人のためにも考えないものだからだ。」

記憶に残る「短いキャッチフレーズ」で要約!

「ゴールデンサークル」は「何のために」を最初に語り、「いかにするか?」から「何をするか」は最後に語れ!というテクニックです。

すなわちWhy(何のために)→How(どうやって)→What(何を)の手順で、このテクニックが成功への「ゴールデンサークル」です。

そのコンセプトを「いつまでも記憶に残る短いキャッチフレーズ」(三語から十二語まで)で要約するのがアイデア(コツ)とされています。

たとえば2008年のオバマ大統領の「Hope and Change」(希望と変化)は人間に共通する基本的な欲求を表しています。2012年の「Yes、We Can」は理想的な三語にまとめられています。

キャッチフレーズ第2の特徴は「行動を起こさせる力」をもっていることです。