二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(421)

4月10日(木)

(184)「強欲の精農」②

「夏は炎暑をいとわず、冬の雪霜も物ともせずに、朝早くから夜おそくまで、農事に力を尽くしている。実に勤勉の至りといってよい。聖賢が農事をつとめたとしてもあれ以上のことはできまいし、作物のために尽くせば秋になってみのりの多い道理を、お釈迦さんでもあれ以上よく悟ることはあるまい。

もし彼がこの道理を人と人との間に用いて、自分が立派にやっている農業技術を人に教えて、郷里のためにまごごろの限りを尽くしたならば、さながら聖賢の姿になるだろうに惜しいことだ。私の言い聞かせが悟れない。惜しいことだ。」

なぜ?アップルのメッセージは・・・

アップルの企業コンセプトはコンピュータ会社ではなく、「現状に挑戦する企業であり、よりシンプルな代替案を個人に提案する企業」です。したがって、昨日紹介した一般的メッセージとは異なり同じ内容でも順序が違います。

「現状に挑戦し、他者とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。製品を美しくデザインし、操作法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで私たちは現状に挑戦しています。その結果、すばらしいコンピュータが誕生しました。一台、いかがですか?」

①Whyは「人々に現状への挑戦をしてもらうため」。
②Howは「消費者の主流となる多くの人々に手の届く価格で、すばらしい日常的なデジタル体験を設計(提供)する」。
③Whatは「さまざまのサイズ、形、色のコンピュータやスマートフォンを作ること」。