二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(347)

12月20日(金)

(160)平素は減食より増産③

「だから施餓鬼の功徳は十分に食えということにある。だから一般民衆をさとすには、十分に食って十分に働け、たくさん食って骨限り稼げといって、土地を開いて、米穀を増産して、物産が繁殖するように努めるがよい。

勤労が増せば土地は開け、物産が繁殖する。物産が繁殖すれば商業も工業も従って繁栄する。これが国を富ます本筋なのだ。あるいは、土地を開けといっても開くべき土地がもうない、というかもしれない。」

経営者の人間的魅力!

ひと言で経営者、その人の魅力はそのパーソナリティ(人間性、人格)に尽きます。パーソナリティは心の働きである「知情意」の深さ、強さ、バランス感覚です。

「知情意」を森信三先生は、「情」が中心の概念であり、「知は情の体系化」、「意は情の持続」と語っていたとのことです。(寺田一清先生の証言)。「なるほど」の感を深めます。

永年教えられた商人さんのなかで、成功する経営者は等しく「情」の人だからです。ちなみに「日本型専門店」のモデル店、叶匠寿庵の今は亡き芝田清次氏は「人の情を思いやりにかえすことが商売だ」と語っていました。

思いやりとは「精一杯、創意工夫すること」として、「清らな人になりたい、正直な人間でありたい、何よりも、あたたかな人でありたい」と。その心は今も同店の現場に継承されています。