二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(246)

7月17日(水)京都祇園祭、山鉾巡行。

(128)安全の道は倹素にある①

「髙野(丹吾)氏が帰国の旅仕度ができて、いとまごいをした。翁はいわれた。---そなたに安全の守りを授けよう。ほかでもない、私がよんだ『飯と汁木綿着物は身を助く その余りは我をせむるのみなり』の歌だ。

歌がまずいからとて軽視してはならぬ。身の安全を願うならばこの歌を守るがよい。一朝、変事があるときにわが味方となるものは、『飯と汁 木綿着物』のほかにはない。」

ドラッカーの「都市の文明化」です。

「都市社会は田舎社会の強制と束縛から人々を解放した。そこに魅力があった。しかし、それ自体のコミュニティを持ち得なかったために破壊的だった。人はコミュニティを必要としている。

建設的な目的をもつコミュニティが存在しないとき、・・・今日のアメリカ、世界中の大都市がそうである無法が幅をきかす。したがって、われわれに課された課題は、都市社会に一度も存在したことのないコミュニティを創造することである。

・・・都市社会に住む一人ひとりに対して、自己実現し、貢献し、意味ある存在となりうる機会を与えるものでなければならない。・・・都市社会の問題は政府が解決できると信じられてきた。今日では全くの幻想だったことが明らかだ。

・・・NPOだけが一人ひとりの人間に対し、ボランティアとして自らを律し、世の中を変えていく場を与えるからである。」