二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(27)

10月1日(月)

(17)極楽に入る平坦の道

「・・・『地獄の道は八方にある』というが、まさに八方にあるのだろう。そして地獄の道だけの話ではなく、極楽の道もやはり八方にあるはずだ。なにも念仏の一道に限ったことではない。

どこからはいっても、行きつくところは必ず同じ極楽だ。・・・私が教える道は平坦で近い道だ。無学の者、無気力の者などはここからはいるのがよい。」

さて、21世紀の転換点である「2025年」のマーケットをつくるため、私たちは日本人の誇りを取り戻さなければなりません。

7月16日の猛暑のなか、「原発反対10万人集会」の先頭に立った瀬戸内寂聴さんは「現在の日本」を強く嘆いています。(5月16日 日経夕刊)

「・・・敗戦で世の中が一変した。『だまされていた。なんてばかだったんだろう』とようやくわかったんです。これからは自分で触って、感じて生きなければと痛感した。

 ・・・だれも自分さえ良ければいいという世の中になった気がして仕方ない。隣近所には無関心、道で人が倒れていても知らんぷりでしょう。震災後のがれきの受け入れにしても、苦しみを分かち合う考え方からありえない。素朴で優しくて、人の痛みを感じていた日本人はどこへ行ったのかしら。

「政治家も自分の選挙で頭がいっぱいで、国家や未来を考えているとは思えない。90年生きてきて日本人の心が今ほど悪い時代はないとすら思う・・・」。
寂聴さんの嘆きに共感される日本人が多いと思います。