森信三先生「一語一会」に学ぶ(248)

6月9日(土)「一語一会」。

「われわれ人間のこの地上的生命は、わらわれ自身の力によるものではなく、この大宇宙の内面に偏満している絶大なる宇宙生命の、いわば極微の分身として、この地上にその生を与えられたわけであります。」(幻の講話)

「不尽片言」でも難題の「宇宙の大法」について述べています。

「この大宇宙というものは、いわば無限大な生命体の複雑極まりない『動的バランス』とも考えられます。・・・

同時にそれは又観点を変えれば、この大宇宙の万象は、すべてこれ陰と陽という消極と積極の両契機の動的バランスによって成立しているといえましょう。

随って『宇宙の大法』とは、陰陽という宇宙的生命の無限循環と無限展開に即して作用(はた)らいているわけです。・・・

この大宇宙は、巨大なる『調和』と『動的統一』という、絶大な宇宙法則によって支配されているのであって、『陽』があれば必ず『陰』がはたらき・・・
哲学の最終結論は、ものごとはすべて一長一短であるという事に帰着する。」

6月10日(日)「一語一会」。

「生命という根本的に異質な現象が、どうして物質の中から出現するのか、考えてみればこれほど不思議なことはないのであって、

結局最後のところ、この大宇宙というものに、われわれ人間の智慧では知ることのできない絶大な『力』が、包蔵されているという他はありません。」(幻の講話)