森信三先生「一語一会」に学ぶ(208

 

4月20日(金)の「一語一会」。穀雨。

 

「私の著述に対する最大の理想としては、『死後三十年』まで、たとえ一人でもよいから読んでくれる人があったら、

 

私如き者としては先ず以て瞑すべきだと考えて、今日まで歩んできたわけです。」(不尽片言)

 

日本を代表する日本人の哲学(全一学)を確立したこの人にして、この謙虚さには頭が下がります。

 

現実に亡くなられてから教育界のみならず、企業関連の若い信奉者が増えていることに驚かされます。

 

いのちは尽きても、まさに魂を揺さぶる「全一学」に裏づけられた日常平凡行は永遠に不滅の力をもっているのだと示唆されます。

 

それでは知識労働者の課題です。

 

プロフェッショナルとして厳しい課題を提起されていますが、経営のパートナーとしては当然のことだと考えられます。

 

第1は専門知識を駆使し、どのような強みを発揮してくれるかということです。

 

第2は何を期待してよいのか、あるいはいつまでに結果を出してくれるのかということです。

 

第3はそのためにどのような情報が必要か、また、どのような情報を出してくれるのかということです。