森信三先生「一語一会」に学ぶ(158

 

220日(月)の「一語一会」。

 

「人間下坐の経験なきものは、未だ試験済みの人間とは言うを得ず。唯の三年でも下坐の生活に堪え得た人ならば、ほぼ安心して事を委せうべし。」(下学雑話)

 

さて、「確約商法」に代わる筆者の提案は「あすこそは」の実践です。専門店の本質は人間業、自分を磨き抜くことだと考えるからです。

 

「あすこそは」はすでにご承知のとおり、あいさつ、スマイル(笑顔)、腰骨を立てる(立腰)、掃除、ハガキを書く、の頭文字をとった「日常平凡行」です。

 

分かり易く5文字にまとめたのは寺田一清先生ですが、その根本にあるのは森信三先生の「いかに生きるべきか」の実践哲学(全一学)です。

 

「あすこそは」の徹底を新しい時代をつくる「自分づくり」と考え、その中のひとつだけでも徹底していただけたらと念じています。

 

すばらしいお手本があります。スマイル(笑顔)は「笑顔共和国大統領」の福田純子先生で、元女子アナで現在は福岡老舗の名女将です。

 

人間の第一印象は6秒で決まるそうです。外見、表情、仕種で80パーセント、つまり「笑顔で相手の心の扉が開けたら」と。

 

「立腰」(りつよう=腰骨を立てる)は森信三哲学の根本原理。ひとつは「決心したら、石にかじりついてもやり抜く人間に」の意志力です。

 

ふたつは「少しでも常に他人のためにつくす人間に」は実行力です。この極秘が「立腰」にあるという真実です。(つづく)