「一日一語」から「生き方」を学ぶ(7)
11月5日(金)の「一日一語」です。
「宗教とは、ある面からは現実認識への徹至ともいえよう。そしてその場合、現実の中心を為すのはもちろん人間である。随って人は、宗教によって真の人間認識に達しうるともいえよう。」
ここで大切なことは、私たちが全力で「生きる」ということです。すなわちひとつに「いつお召しがあるかも知れない根本の覚悟を常に忘れぬこと」、
ふたつには「あの世へ出発の日まで、自分がこの世に派遣された任務を少しでも多く達成する」態度を確立している、ということです。
先生はこの意味を「念々死を覚悟してはじめて真の“生”となる」(12月31日の一日一語)の一語に看破しています。
他界される数ヶ月前にお見舞いに行ったとき、部屋の真ん中壁面に「御心のままに」の書が掲げられていたのが印象的でした。
さて、「一日一語」の編者、寺田一清先生が言われるとおり、同書は日本的語録として比類なき名著に違いありません。
問題はその内容が一般的に見てかなり難解だということです。そこで寺田先生には「解説本」を書いてほしい旨をお願いしていました。
しかし、森先生が他界されてから同氏は年を追って、ますますご多忙の身となり、「頭に入れておきます」とは言いながら手が廻らないのも実情のようです。
そこで弊社社員を始め関係先にも、これを読み続けている人が多く、お粗末ながら目下はその代役を務めている次第でもあります。