「四綱領」を今、どのように活かすのか(16)

7月26日(月)の「一日一語」はまさに至言というべきで、多くの人々が今もなお慕い続ける森信三先生の真人たるゆえんと感じます。

「心の通う人とのいのちの呼応こそ、この世における真の浄福であり、人間にとって真の生き甲斐といってよかろう。」

信三先生はハガキ(手紙)の返事を、どんなことより優先して実行されたと伝えられています。これはなかなか実行できない難しいことの一つです。

まさに「いのちの呼応」こそ、人生で最も大事なことであると確信しておられたから、できたのではないでしょうか。

先生の偉大さは象牙の塔にこもった学者ではなく、常に凡事の徹底を怠らない一人の実践者であったということでしょうか。

先生が開設した「実践人の家」、2010年「夏季研修会」が8月21日(土)~22日(日)、尼崎駅前のホテル「ホップイン」で開催されます。

本年は「実践人の家」開設35周年・新法人移行記念大会です。過去三年、連続して参加させていただき、その特徴や内容をリポートしてきました。

「人生いかに生きるか?」への問題意識をもつ老若男女が全国から集い、運営面でも「参加者主役」を貫いていることが他に見られない特徴だと思います。

本年の講演は本田哲朗先生(フランシスコ会神父)の「宗教の心、~種まきか刈り入れか~。欠野アズ紗先生(総合会計事務所会長)の「すべてが愛」。

ひろはまかずとし先生(画家・詩人)の「心の在処(ありか)」など。
詳細はhttp://www.jissenjin.or.jp/