10ヶ月間の「まとめ」に代えて(12)

本ブログの「ライフスタイルマーケティング」、さらに「独自の経営方針を確立するために」は「融合戦略」によるライフスタイル型専門店にかかっています。

その基本コンセプトとして注目したいのが脳科学者の茂木健一郎氏が提唱している「クオリア立国論」(ウェッジ)の「クオリア」です。

周知のとおり茂木健一郎氏はNHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」のキャスターとしても注目を集めている気鋭の脳科学者です。

同氏の脳研究による関連著作は数えきれないほど。恥ずかしながら筆者は不勉強で今までその中の一冊も手にしたことはなかったのです。

たまたま注目、話題の書を紹介する「TOPPOINT」(パーソナルブレーン発行)の3月号で目に飛び込んできたのが「クオリア立国論」(2008年12月刊)です。

すぐに同書を取り寄せ、パラパラ見ているうちに「クオリア」に直面、探していた次なるコンセプトは「これだったのか」という強い確信を得たのです。

本の選び方は独断ながら「まえがき」を読み、目次に目をやり本文をパラパラ、最後に「あとがき」を見れば著者の狙い、概要はおおよそ見当がつきます。

この書の場合は「序」の「クオリア立国のためのマニフェスト」で強烈なインパクトを受け、久々に目からウロコを実感することができたのです。

結論として新しいライフスタイルをリードしていく基本コンセプトは、まさしく「クオリア」型です。

弊社では同じような意味、背景から調査ターゲットを「知的富裕層」のライフスタイルにおいていたようです。全く同質です。