独自の経営方針を確立するために(55)

「儲かる」財務体質の四番目が「生産性」です。この中で最も分かりやすい指標は一人当たりの売上高、付加価値(労働生産性)です。

4. 一人当たりの年間売上高(生産性)

組織には売り上げ実績の高い人、低い人などまちまちですが、ここでの指標は社員の平均値です。パートさんの場合は勤務時間により、2名で一人分の計算になる場合もあります。

一人当たりの売り上げを高めるのは現状分析4. の「実践から学ぶ組織づくり」の課題である社員教育、販売員教育の仕組みです。

ちなみに社員に働き甲斐を提供する「ヤル気の三原則」です。
1. 目標と評価を明確にした「動機づけ」。
2. 目標を達成する「仕組みづくり」。
3. 目標達成へチーム内の「対話」強化。

「一人当たりの売上高×粗利益率」が一人当たりの付加価値(労働生産性)です。粗利益率50%なら売上高の半分が付加価値です。一人当たりの売上高の基準は下記のとおりです。

  1. 600万円以下
  2. 601万円~900万円
  3. 901万円~1400万円
  4. 1401万円~2200万円
  5. 2201万円以上

一人当たりの売上高と並び「生産性」の指標で見逃せないのは売場3.3㎡(1坪)当たりの売上高です。単独専門店は一人当たりを重視し、わが国のチェーン店はそれ以上に売場3.3㎡当たりを重視してきました。