経営者が商人として「感謝の心」に目醒めることです
独自の経営方針を確立するために(37)

残念ながら「プロジェクト21」の提案は多方面から共感を受けながら、業界をリードするだけの力はなく未消化に終わりました。

未だ業界人の危機感が希薄であったことは否めないところです。あれから20年の歳月が経過し、やっと各種の「生活態」が登場し始めたところですが、時を逸した感は免れ得ません。

そこでライフスタイル変化から今や過半数を占める再生型の「革新プログラム」です。このプログラムの進行に欠かすことのできない最大の条件が経営者の「自己革新」です。

この課題が数ある経営上の難題のなかで、いちばん難しい課題でもあります。すでに「ライフスタイルマーケティング」の経営理念の項で紹介した経営者の問題意識です。ここで再確認です。

1. 経営者が自分の利益、幸せを切に求める。
2. 自分と家族の幸せを真剣に考える。

3. さらに社員、パートさんの幸せを考える。
4. お客様、取引先にも同等に感謝し、その幸せと繁栄を
  願う。
5. 森羅万象に「生かされている」気づきと感謝の心。

1.の意識がまさしく「生業」です。2.の段階なら「家族経営」に徹することです。3.の段階から「家業経営」としてのマネジメントが始まります。

つまり社長は同時に経営者へ変わらなければなりません。商人としての社長はすなわち経営者とは限らないからです。

5.の「生かされている」感謝の心に目醒めること、これこそ今を生きる経営者、商人の自己革新にほかなりません。