独自の経営方針を確立するために(12)

経営方針を確立するには自店が「何屋さん」かの問いかけが不可欠です。そのヒントとして最近注目されてきたのが「理念経営」です。

経営者の年齢を基本に「修羅場の経営」(創業期)から「組織経営」(心の経営)、さらに「理念経営」への三つの発展段階はすでに指摘してきたとおりです。

「理念経営」は経営者の理念が現場に浸透した最も強力かつ効率的なマネジメントスタイルだと確信します。その典型は久喜市のエル・サイトウ(社長、齋藤恵氏)です。

「理念経営」を実現する土壌、風土づくりとして森信三先生の平凡行「あすこそは」運動(寺田一清先生命名)をお勧めしています。

「あすこそは」運動は新しい時代を生きる「人としての行」であり、同時によりよい土壌づくりに役立つことは間違いありません。

「チームワーク」「自創システム」などを有効に活用するには組織の土壌、風土がモノを言います。良い土壌でなければタネを蒔いても育たないからです。

「明るく 素直で 前向き」、さらに忍耐力、やり抜く性根をもった人を育成するのが「あすこそは」運動の実践です。

・あいさつ(朝のあいさから一日が始まります)
・スマイル(笑顔は自分を変える力です)
・腰骨を立てる(集中力、持続力を高めます)
・掃除(トイレ掃除は特に気づきを高めます)
・はがき(縁づくり、喜びの種まき、心の浄化)

*「掃除」は「整理整頓」を含み、「はがき」は電話、メール、FAX、手紙など。