独自の経営方針を確立するために(6)

失礼ながらあなたは「自店が何屋さんであるか」の問いに即答できますか?

もちろん、きものを販売するのが「呉服屋さん」(きもの専門店さん)、ジュエリーを販売するのが「宝飾屋さん」(ジュエリー専門店)であることに間違いありません。

しかし今までの「呉服屋さん」(きもの専門店さん)、「宝飾屋さん」(ジュエリー専門店)では、今日のライフスタイル変化に適応することはできないのです。

なぜでしょうか? 

呉服屋さん、宝飾屋さんは共に業種店(モノ売り業)から脱皮していないため、消費者との意識ギャップが拡大しているのです。

たとえば呉服屋さんは「きものを販売して売り上げを拡大したい」と考えるのに対し、消費者は「きものが着てみたい」(購入したいのではない)の違いです。

したがって「きものを販売したい」の「モノ売り業」は、残念ならが「きものが着てみたい」という消費者の要望に応えることができないのです。

ちなみに昨日紹介したきもの専門店チェーンやまとさんの「カジュアルお試しきもの」のキャッチフレーズは、「横浜の街をきものでお出掛けしませんか?」。
「横浜ポルタ店」は潜在需要の顕在化にチャレンジするのです。

さらには多くの専門店が業種店から業態店(モノの売り方)へ転換したとは言いながら、現実には売り上げづくりの「催事屋さん」へ変化したに過ぎません。

この状態では「業態店」に変わったと言いながら、本質的にはモノ売り業=催事屋さんであり、消費者の欲求に応えられるはずがありません。