御礼!プレジー3吉生誕44周年ワンマンライブ「私は私の奴隷よ!」 | プレジー3吉 OFFICIAL BLOG

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アーティスト「プレジー3吉」の音楽活動情報などを掲載。また、元パチプロ、パチンコ雑誌ライターP3のパチンコブログ。

先月、2月20日はプレジー3吉生誕44周年ワンマンライブでした。

 


毎年、2月20日にワンマンを行うのは今やお決まりになりましたが、今回も沢山の方にご来場頂き非常に感謝しています。



コロナ禍において会場APIA40が培ったライブ配信もあり、チャットで盛り上げてくださった方、観ていただいた方、投げ銭をしてくれた方、皆さんにありがとうございます。



スタッフの皆さん、オープニングの小林薫さんにもたくさん力を頂きました。またこれを機に頑張っていこうと思えました。






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今回も当初は最近の流れで弾き語りとユニット"燦燦"のライブ構成にする予定でしたが、いろいろ思うところがあり、「俺はいったい何がしたいんだ?」という葛藤に悩まされ、そこを突き詰めたくて急遽一人でステージに立つことにしました。



燦燦でサポートをして頂いているミュージシャンの方々には、予定を合わせてもらっていたので迷惑をかけてしまいましたが、決めたことなので精一杯頭を悩ませて、挑みましたね。

 



実は今回、「私は私の奴隷よ!」というタイトルを発案したのは、APIA40店長の伊東さんでした。付き合い長いんですが、流石。と思いました。自分が何かに悩んでいて、そのフラストレーションを一言で表してくれた。

それは、2007年、舞台演劇に出演した時につくった曲のタイトルであり、ファーストアルバムにも収録されている一曲。




やりたいことや、好きなことに突き進むという意味で若い頃のエネルギーは自分でも凄まじかったように感じていて、それで家族や友人、周りの人にたくさん迷惑をかけてきたのも自覚しています。それでも失敗したり、どん底でもいつも明るく乗り越えてきた。不思議なくらい、ミラクルが起こる。偶然とは、必然くらいに思ってましたが、最近はなかなかミラクルも起こりませんねえ。(笑)



話が逸れますが、今となって思うことがあるんです。周りに自由でいいですね、と言われてきた生き方。だけども、この世で生きることにはルールがあります、法律もそう。通貨もそうですよね。俗にいう金です。



僕が学生時代にパチンコにハマったのは、"金"を取り返すためです。負けたままで終わりたくないからパチプロを目指しました。ほんとにそれで生活できるなら誰も働かないって思いませんか?そうですよね。だからけっこう初めは大変だったんですよ、苦労しましたけど。勝ちに囚われ、金に囚われ、他人とは違うということに優越を感じていたように思います。




40代になり、死ぬまで独身だと思っていた自分が結婚した。それで考えがたくさん変わりましたし、変えれない自分もたくさんいることも知りました。そして、たくさんの生き方があり、それらを尊重してあげたいことを。




私は私にずっと囚われて生きてきただけだったのです。。







当日、18時30分開場、19時00スタート!

今回は平日ですし、やはり弾き語りだと人気ないのかな〜と、来場数はまばら。



オープニングアクトは小林薫さん。出会った頃は30代。最初は喧嘩ばかりしてましたが、今は仲良しです。お互い棘のある人間です...。

昨年9月のプレジー3吉活動20周年ワンマンライブにも出ていただく予定でしたが、入院されるということでキャンセルになって今回リベンジ!小林さんが戻ってきた。

APIA40で弾き語りの名手を挙げろと言われたら真っ先に名前を挙げる尊敬する方です。



「なんで俺には3ちゃんの20周年Tシャツがないんだよ〜。欲しいな〜。」

ってリハーサル後に店長が新品を出してきてくれて、本番で着て演奏してくれました。



小林さんはギターもハープも歌も非常に上手なのに今回はわざと?それが全てではないとはっちゃけて楽しむ子供のようでした。ラストはプレジー3吉カヴァー"雲のように走っているのは俺だけじゃないさ!"。



この曲は以前、西山裕也さんもカヴァーしてくれた若い頃の代表作。完全パチプロになる前に、東京に出てきてアルバイトで建設現場に向かう様を歌った歌。開店に行く気持ちと重ねて。貯金なんてなし。ご飯はパンの耳。そんな時代です。







そこでサプライズ登場させて頂き、そのまま転換へ。さてさて、長い弾き語りゾーンに突入。









不思議にミラクルが起こると上に書きましたが、どんどんお客さんが増えてきてくれて、当日入場で駆けつけてくれた方が今回は多かったです。それはとても励みになりました。自分の弾き語りを好きだと言ってくれる人が一定数いることを嬉しく思いますね。





アコースティックギター2本使いのマイク拾いで。ギターは愛器、YAMAHAのFG180の72年モデル(赤ラベル)と友川さんのギルド!



YAMAHAのFGは以前、それしかないくらいに好きで、67年モデルも持ってましたが、以前APIA40に出てた人に借りパクされてしまい、(笑)いまは一本しか手元にありません。



以下、セットリスト。

 



前半(FG180-YAMAHA)

①楽しいユメ

②ぐぅたらぶらりんこ節

③小さな部屋

④稲妻

⑤秋の独り言

⑥のこぎり音頭

⑦初めての晩

⑧悪魔志望浪人生

⑨どんぐり

①⓪27


中盤(GUILD D-50)

①①私は私の奴隷よ!

①②さわれ!(ハルミ カヴァー)

①③カナリアは鳴いているか

①④ポケット〜ほんとのそら

①⑤39

①⑥ハリガネ


後半(FG180-YAMAHA)

①⑦結局何にもできないよ!


終盤(GUILD D-50)

①⑧44

①⑨燦燦

②⓪羽根台ロマン〜パチプロ 田山幸憲氏に捧ぐ

アンコール

②①原始レター

②②雲のように走っているのは俺だけじゃないさ!

②③音楽みたいな日常だ











前半ラインナップ。

寝てばかりいた若い頃。何もしたくない。働きたくない。堕落。そして衝撃。衝撃からの、突撃。小さな場所から大きな場所へ。

しかしいつも罪悪感。ほんとはないはずの正解と不正解を気にし続ける。ほぼノンフィクション。



中盤ラインナップ。

2007年劇中歌、ワンマンライブタイトル作で自分に対してひとつ答えを提案してからの最新作ラインナップ。カナリアは鳴いているかは便利は世の中で、SNSを通じた犯罪が激増している皮肉。唯一のカヴァー曲は、ソウルメイト、ハルミさんへの出来る最大の愛心。後から気づいたことへの本音を39。知らなかった、見えなかったことへの反省と、小さい頃ひたすら興味を抱いたことへの執着心、ハリガネ。




終盤ラインナップ。今回の失敗は、時間が思った以上に押して焦ってしまったことです。

後から配信を観ると、小林薫さんのライブ時点でかなり時間が押していて、終わる時間を気にしすぎて、伝えたいことが途中でカオスしてしまったこと。店長やお客さんが全部歌って欲しいと言ってくれ、多少順番が変わりましたが、アンコール含め、全て歌い切れました。



"結局何にもできないよ!"はAPIAオーディションに送った曲。自分を奮い立たすために自分に歌った最強のお尻ぺんぺんでした。(オシリペンペンズ最高ですよね。)



唯一の新曲"forty-four"。

自分と切り離せない"羽根台ロマン"

ベーシスト、サモンさんが僕の闇と影を明るくしてくれようとした"燦燦"、

コロナ禍、寂しくてみんなに会いたくて描いた、"原始レター"。


小林薫さんがカヴァーしてくれた"雲のように走っているのは俺だけじゃないさ!"で終わりたくて、終わらせてもらえなかった、



最後は"音楽みたいな日常だ"。

音楽みたいな日常だは10分近くある自身一番長い大曲であり、歌づくりの根源はここにあります。



どこまで伝わったかわかりませんが、最後まで聴いてくれた方々に改めて感謝いたします。

結局、ずっとわがまま生きてきただけなのに、わがままな自分が今更振り返って傷ついているのだからわけがわからない。



人生とは、その時に思ったことしか歌えないようです。私の場合はそうであり、私は私の奴隷として、今も檻の中にいるのでしょう。




プレジー3吉






観に来てくれた町田桃子さんと!

ワルを感じる素晴らしいミュージシャン!!