今日も曇り勝ちの1日でしたが、昼前後には日差しも差して来て、気温自体は30℃を超える程度まで上がり、暑いことには変わりのない陽気でした。

それでも、旧暦でもそろそろ8月と云う時期で、いよいよ秋めいてくるタイミングに差し掛かっている、そんな時期で間違いは無い予感もします。

 

小さい時分から、内向きの事が好きでしたので、家の中で楽しめる遊びを中心に年を重ねて来ましたが、その中でも音楽に掛けた時間とお金は、一番大きかったと思います(今後もそうだと思います)。

音源(ビデオも含め)の購入やコンサート、視聴機器の購入、果てはコレクション(CDやLP)の整理什器購入等々、挙げれば切りがないのですが、改めて見ると少ない小遣いを遣り繰りした妥協の結果が多く、今更ながら少しだけ残念な思いもしています。

 

一番心血を注いだ(大袈裟ですが)クラシック音楽と云われる分野で、その中でもバッハ以降(18世紀中盤から現代まで)を中心に、色々楽しませてもらって来ました。

そんな背景ですが、今年5月に転居をして以来「何か新しい事を」と、少しツマミ喰いをし始めたのが「バッハ以前」に作曲された音楽(古楽と呼ばれています)です。

これまで、若干は聴いた事が有るし、それなりには判っていた積りですが、関連書籍やWebで情報を浚っていると、知らない事だらけなのに気づいて、7月から関連文献首っ引きで「総当たり作戦」を実施しています。

 

古楽と云っても、グレゴリオ聖歌から様々に発展し数々の作曲家がおり、正直今の所は誰が一番推しなのかを決める以前の段階で、先達が解説をして推薦する音源(CDになります)を、可能な限り集めて濫聴している状況です。

この分野では、只でさえ元気の無い再生音源産業の中でも、一番苦しい分野なのだと思いますが、それ故に活字で推薦されている物でも、とっくに廃盤になりプレミアムがついていたり、元々プレス数が少ないので中古市場でも見当たらない、そんな困った状況なのだと今更ながら良く判りました。

 

今日まで20人位の未聴だった作曲家のCDを、ダラダラ聴いていますが、一つとして(私にとっては)聴くに堪えない作品は無く、しばらくはこのやり方で結構楽しめそうだし、個人的にも好きだと言える作曲家が何人か見つかれば、大変幸せな暇つぶし(自虐的に言えば)が出来たと、胸を張れるかもしれません。

古楽は本当に宝の山なのですね。

推しの作曲家を見つけたら、深堀してその作曲家の作品を、聴いてやるぞと意気込んでいる今日この頃です。