今日は昼前まで雨が降っていましたが、午後からは厚い雲が垂れ込めながらも、何とか降雨無しに日が暮れてくれました。

それでも、日が暮れてしまうと急激に気温が下がり、慌ててエアコンをつけて暖を取り始めました。

 

ここまで生きて来て、何人か「推し」の作家さんがいらっしゃいますが、ミステリ作家の中では深水黎一郎さんが近年の「一推し」で、デビュー以来欠かさず読ませていただいていて、無事にここまで保存もできています(一部「帯」にそれ程シンパシーを感じていない時期が有り、欠けているものはありますが)。

 

深水さんは山形県ご出身で、慶應義塾大学でフランス文学を専攻なさり、大学でも教鞭を取られた方なのですが、2007年からは二刀流で作家活動も始められて(メフィスト賞受賞でデビュー)、その後様々の賞も受賞なさりご活躍中ですが、SNSを拝見していたら今年目の手術をなさって休筆なさっていたので、今年は未だ新作が発表されておらず、(事情が判っていながら)少々淋しく感じていました。

それでも、近々新作発表の噂も聞こえて来ましたから、またこれからが楽しみです。

 

そんな折、2019年に発表された「犯人選挙」の改題文庫版(講談社)「マルチエンディング・ミステリー」が今日発売となって、昼前にいそいそ地元唯一の本屋さんに出掛けて、無事店頭で発見して、早速本棚を開けて陳列しました。

 

日本で発売されている限りでは、これで深水さんの作品はフルコンプリートです。

未だ60歳とお若い作家さんですから、まだまだ新作を発表してくれるものと期待していますが、それに合わせて本棚を整理しながら、深水さんの作品だけは完璧な状態で保存して、維持して行きたいと考えています。