シロウサギウミウシの寝床

シロウサギウミウシの寝床

黒歴史が残っているブログです。
たまに…更新しようかなぁ?

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妹のアイス、と名乗っていました、シロウサギウミウシです。現在は私のみがこのアカウントを使用しています。
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こちらは私の現在書いている小説のイラストです。
小説家になろうというサイトで書いておりますので、暇なときにでも覗いていただければと思っています。
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Twitterメインですが、改めてよろしくお願いします。


No time



大翔は狭く薄暗い路地裏を、ある場所に向かって進んでいた。

・・・言っておくがここは魔法世界アリシアだ。だから。

路地裏を抜けると、広い草原が広がっていた。・・・こんなこともあるのだ。

草原に生える草は少し枯れかかっていて、木も綺麗とは言えなかった。

そんな所にあるのが、この《黒星館》である。

「黒星、今日は早かったではないか?珍しい。」

住民の咲菜が、その姿に似合わぬ口調で言った。

だが、それを無視して大翔は黒いコートの袖に腕を通す。

「なぁ、黒星。」

大翔・・・黒星は、顔の四分の一を隠す面をつけて咲菜に向き直った。

「なんだ?咲菜・・・?」

と、言いながらもドアに向かう。

黒星館は、黒く塗られた外壁と、所々に見られる動物の飾り物が目立つ

館だった。不思議と恐怖は感じず、美しいと感じるその外観は、他には

見られない良さがある。

咲菜はいつの間にかドアの前に移動して、大翔の前に立ちふさがった。

黒いローブが風になびいて、影もゆらゆらと蠢いた。

「ここは平和でいいな。・・・騒がしい街とは違って落ち着けるよ・・・・・・。」

「・・・・。」

返答に困った大翔は黙り込む。

実際、ここのオーナーは大翔だ。いい評判なら嬉しい。

だが、そうもいかない。ここに住まう人々は、なんというか、インパクトがあるんだ。

「黒星、カラーコンタクト。外さないのか?」

咲菜は返答が来ないため、次の話題を振った。結構気が利いているな。

教えてくれたことに感謝しながら、カラーコンタクトを外した。

右目にだけ、つけていたのだ。しかも、黒い。左に合わせているのだ。

つまり、本当は右目は黒じゃない。紅いのだ。血みたいに濃く、紅いのだ。

その時、

「ん、ぁ。まだ、治って、なかった。」

という、大翔の声がする。

その手は耳を押さえていた。間から血が一滴だけ垂れた。

「喉、乾いた・・・。」

大翔は口に手を当ててから、喉元へと動かす。

半開きになった口から牙がのぞいた。ひときわ強く風が吹き、木々が揺れた。

「あ、薬。飲んだのか?・・・黒星?そろそろ発作じゃないのか???」

「・・・・・・・・・。」

「薬は?」

「・・・・・・・・・。」

「黒星??」

「・・・・。」

すぅっ・・・・と力が抜けた。

と、言うよりあまりの痛みに声も出せず倒れた。

何とか口を動かしたが、言葉になっていない。

「う、ぁ・・・・い、てぇ・・・。う、ご・・・・・・・・・け、・・・んぁ、う。」

体中、熱かった。ぼやける視界に移るのは、薬を飲ませてくる咲菜。

ぐにゃぐにゃだった。

瞬間、世界を恨んだ。

なんでこんな体にしたんだ。

俺、何か悪いことしたのかよ。

でも、憎み切れない。

大翔は世界が、それでも、どうしても、

大切で、好きだったから。

数秒経つと、視界がはっきりしてきた。

自分の馬鹿さに呆れつつ、薬の出来の良さに感心した。

動く。動ける。痛くない。 大翔は起き上がる。

「ごめん、な。メーワクかけた。」

謝って、立って、さっきの気持ちを振り払う。恨んだことを、振り払う。

そして、笑顔を作り、腕を広げ、すでに開いていたドアを通り、言う。

「ようこそ!黒星館・闇商会へ!!!」







日記ぃ~~~!!!


なんか、今日は、忙しかったです。なんというか、・・・・忙しかった。

時間の無い中、物凄いスピードでキーを打ち、同時にテレビも見ました。

お饅頭で、喉が詰まりかけました。(嘘)

そんな愉快な私と違い、友人は本を読みふけっています。(事実)

ここまで見てくれたので、感謝します。続きもよろしく~~~!!!!

No time



キーンコーンカーンコーン。

鐘がなった。つまり、遅刻したのだ。

でも、大翔は猛ダッシュして・・・目の前には半分しまった校門がある。

そのまま走り続け、校門に手をかけて、「らぁっっ!!」

という掛け声と共に2メートルはあるそれを飛び越えたのだった。

「よっしゃ!!ギリギリセーッフ!!!」

大翔はガッツポーズをしながら玄関へ向かう。


「おお、きたきた!!時間ぎりぎりの大翔くんっっ!」

教室に入るとイキナリ、今学期に転校してきた男・大江 海が足をかけた。

同時に大翔はステップを踏み、それをよけた。

盛大な舌打ちが聞こえて、思わずため息をついた。

「あのさ、俺は玩具じゃないんだぞ???」

「はーい!!座って座って!!読書の時間に入ったぞ!」

・・・だが、大翔の声は、先生の明るい声に押しつぶされて聞こえなかった。

大翔は大人しく本を開いた。耳が痛かった。朝、不良に色々された結果だった。

おそらく倒れた際に切ったのだろう。血が、机に落ちた。

ポタ、ポタ・・・。

気にせず本を読んでいると、いいところで

「本を読むのはやめてね!!」

と、また先生が言ったので、嫌々、本を閉じた。


キーンコーンカーンコーン。

「さようならぁ。」

日誌当番のやる気の無い挨拶で、今日の学校・授業は〆られた。

数学の単元テストも楽勝だったし、と大翔は足軽に帰路についた。

・・・そして、今朝不良に絡まれたあたりに来ると。


《キキイィィィィイイイ!!!ガシャーン!!!!・・・「智子!?智子!?誰か!

救急車を呼んで!!智子がぁっ!!わあああああっっ!!!」ピーポーピー…》


事故の幻覚が視えた。

とっさに、交差点にいた女性に声をかけた。

「智子さん?・・・ですね。一メートル左へ行きなさい。早く!!」

と。

女性は必死な大翔を見て、従って、左に一メートルほどずれた。

キキイィィィィイイイ!!!ガシャーン!!!!

その三十秒後、大型トラックが歩道に突っ込んだ。

大翔は手を振って暗い路地裏に消えていった。






日記!!


恋する乙女、ジュエル・アイス妹、アイスことM、さすらいの小説家で~す!!

今日なんか好きなあの人の家に電話をかけたし、当たり前だけど話したの!

うれしいなあ・・・。うん、お腹一杯。

そう言えば今日・今回で、No time 更新2度目ですね!!

大翔の幻覚、いったい何だったんでしょうね。(笑)

もしや女性は大翔に恋を!?(笑)

中二病だったのかもしれません。(笑)

・・・と、いう風に自分一人で笑う私はやはり変人なのか…!?


好きな人は、声がタイプで、優しくて、気が合って、面白い人です。

顔は・・・・置いといて。っていうか、うんと遠くに放り投げて。マジ骨だもん。

見てくれている人はおそらく一人か二人だなぁ、と絶望中の私でも、

見てくれないかな、あの人・・・とか思ってしまう。


見てくれた優しい方には感謝です。

ありがとうございます。ありがとうございます。<m(__)m>ペコリ。

では、さいならぁ~~~!!! 次回に期待してな!!