ぽっかり予定のなくなった日「デ・キリコ展」を見てきました
なんともいえない不気味な絵だと思っていて、今回は見逃しかなって思ってたんだよね
なんか”20世紀少年”のあのキャラを思い出すwww
これはチラシ
これのパロディのこんなものが
ヒグチユウコさんが描いてるやつ〜
たまたまいただいて、何コレーってなりさらに音声ガイドがムロツヨシじゃーんこれは聞きたい
朝から雨模様だったし平日は空いてるでしょうと思ったら、校外実習なのかな
中学生の団体とぶつかってもうた
まぁそれでもゆったりじっくり見られたよ
中学生には面白いポイントがいっぱいみたいでくすくす笑ってる女子が可愛かった
たしかになんかのキャラみたいだもんね
キリコは自画像をたくさん描いている。
自らをコスプレさせて昔の人みたいに描いてたり(赤い服の方)
絵ではいかめしい顔だけど、本人の写真みたらお茶目な感じのおじさんだった
黒い服の人は弟。仲良し兄弟
この絵を描いたあとに、のちに形而上絵画と言われる描き方に変わっていった
形而上絵画『左右で遠近法の焦点がズレている。人が全く描かれていないか小さくしか描かれていない。彫刻やマネキンなど特異な静物が描かれている』
まるで夢で見た世界を描いたようだ。
1888年生まれのキリコが27歳になった時、第一次世界大戦が始まる
その頃現れたのがマヌカンとよばれるキャラクター、無機質な世界…
右「予言者」このマヌカンはキリコ自身ではないかと言われている
左「形而上的なミューズたち」
戦争というものが、人を人として尊重できない状況を作り出していく
残酷さ滑稽さ、もどかしさ…
キリコはユーモラスな人だったんだろな。毒舌家でもあったらしいけど
途中で彫刻のコーナーがあった
マヌカンが立体になってる〜この立体は見事だった。
キリコは舞台美術にたずさわったこともあってその舞台をイメージさせる展示もあった
「夢のような素晴らしい舞台を観た夜ほど幸せなことはない」そんなようなことを言っていたらしい。ムロさんが「そんな風にお客さんが言ってくれる舞台を作りたい」と続ける…
ムロさんの語り口は柔らかく、やっぱり聞きに来てよかったなぁ
左「ヘクトルとアンドロマケ」ギリシャ神話の悲劇の二人
右「南の歌」あいかわらずのマヌカンだけど、少し線が柔らかく人に戻ってきてる感じがした。42歳の頃の絵
形而上絵画を探求する反面、弟の絵のようにルノワール的な手法に戻ってみたり
57歳のころに妻をモデルに描いたと言われる裸婦の絵もあった
やはり人の顔が描いてある方が好きだなぁ
不可思議な絵といえばマグリットやダリの絵が大好き
彼らに多大な影響を与えた形而上絵画の先駆者であったキリコ
ふーむふむふむ
なかなか見応えのある展示でした
ちょっと休憩所コーナーで座ってたら、中学生がなにやらプリントに書き込んでる
どんな感想だったのかな。ふふふ