小学校受験を半年後に控えたある日
息子に
「どうして勉強しなきゃいけないの?」
と聞かれました。
皆さんならどう答えますか?
今の私なら
勉強する事で楽しいと思える事がもっとたくさん見つけられるようになるよ。
と答えるかなと思います。
当時の私は
「めっちゃカッコイイ小学生になる為だよ!」と答えました。
息子にとってそれで励まされたのか
意に反する答えだったのかはわかりません。
だけど当時の私が考えた頭で、息子を思って答えた言葉でした。モチベーションを上げるためだったのかもしれません。
息子は「ふーん」程度の反応だったと思います。
それから2週間後
「僕、塾辞めたいんだけど。」と。
「どうして?」と聞かずとも息子の言いたい事はわかっていました。
塾には息子より早く解答でき、息子より沢山花丸が貰える子がたくさんいて、その子たちと同じ空間にいるのが苦痛だったんだと思います。
授業見学をして
「この場に週2回通わせる事はこの子の自己肯定感をえぐってるのではないか…」
と私が思う程、学力の差が明確だったからです。
塾辞めたい。と言われ私は初めて
「少し考えさせて」と言いました。
息子から辞めたいと言われた習い事は
「OK!やめよう!今の貴方にもっと合った何かがあるかもね!」と次の日には退会の連絡をしていた私ですが
目指す小学校で息子が伸び伸び学んでいる姿を捨てきれず返答を先延ばしにしました。
「だけどさ、塾やめたらカッコイイ小学校にはなれないんでしょ?」
と言う息子に絶句し、追い詰めていたのだろうか…
と思いながらも
「そうじゃないよ。塾に行かなくてもめっちゃカッコイイ小学生にはなれる!大丈夫だよ。」と
伝え、それでも退会をする決断はできませんでした。
それからまた1週間後。
少し汗ばむような日。図書館に向かっている途中
そうだ、この近くに受験校がある
と思い出し息子と小学校の前まで行きました。
「あのね、この小学校が貴方にとても合っていると思ってるんだ。塾に行ってるのはこの小学校に入る為なんだよね。だけど塾をやめてもカッコイイ小学生にはなれるから塾、辞めてもいいね。」
と風に吹かれながら息子に話しました。
もちろん私も心は決まっていました。
息子が再度やめたい。と言ったら辞めさせるつもりでした。
が息子からの言葉は
「えー!ここに行きたい!!ここがいい!塾やめない!」
という、私の想像とは違ったものでした。
呆気に取られて
「え?なんで?」と聞くと
「階段めっちゃカッコイイじゃん!!」
と。確かにね、カッコイイよね階段も。
ふと肩の力が抜け、あー、
この子と共に駆け抜けよう。塾も受験も楽しもう!私が、楽しい受験をこの子に与えよう。
と受験に対して大きな土台ができた瞬間でした。
息子と気持ちが重なった事により
ここから勉強に取り組む姿勢も変わってきたように思います。
この頃
塾内のテストでは100人中40~70位。
この3ヶ月後の模試で
200人中3位になります。
心が決まるって凄い。
目標を持つって凄い。
子供と話をするってとても大切だと実感しました。
「どうして勉強しなきゃいけないの?どうして塾にいかなきゃいけないの?」
この言葉は今でも私が大切にしている言葉です。
「どうして?」。
今習っている
スイミングしかり
ピアノしかり
かきかたしかり
ソロタッチしかり
図形の極しかり英語しかり…
「どうして息子にこれをさせたいのか」
「これをさせることでどうなってほしいのか」
自問自答し続ける事で、日々成長を続ける息子を柔軟に応援できる気がしています。
そして自問自答し続ける事で
道が拓けると思っています。
あの日たまたま図書館に行こうとし
ふっと小学校を思い出し
「あ、今腹がくくれた。息子に話そう。」
と決心できたのは常に「どうして小学校受験をさせたいのか」と自問自答し続けていたからだと思っています。
今日のブログは小学校受験の中で
一番印象的な出来事を書きました。
きっと時系列が前後しますが
また何か書けたらいいな。忘れないうちに。