【謎は深まるばかり】
今日、以前概要を投稿した、「世界の何だコレ！？ミステリー」でも話題になった2ちゃんねるの蓋スレ(倉敷蓋事件)現場に行ってきた。繰り返しになるが、スレ立て本人のHINAは、倉敷市倉敷ハイツ(ハイツ名ではなく字名)の市道沿いにある門を現場だと認めている。決して福山市や笠岡市ではない。
結果から言おう。実は帰宅して現地で撮った写真をパソコンで見るまでは、「HINAの奴、嘘ばっかり言いやがって」と思っていた。しかしある写真を拡大して見たところ、「んん？」と思うことがあった。
まず例の工事の件だが、まだ続いていた。そして作業していない日は、大型ダンプを入口に置き、通せんぼしていた。しかし写真の一枚も撮れないんじゃ、倉敷まで来た意味がない。
そこでその地に隣接するヤブの森に分け入り、門跡から奥に続く道沿いに接近した。やはり前回述べたように、道は坂道になっているため、地下への入口の「蓋」はありそうにない。
少し上がった所の道縁にあった桝形のコンクリートが気になったから写真を撮ったが、パソコンで拡大してみると、側に碍子が落ちているのが確認できた。つまりここに電気が来ていた、という訳。これはHINAが説明していた地下入口を照らしていた街灯跡では？
更にその下は人工的になっている。現地で見た時は、路面の窪みに鉄板でも敷いているのか、と思っていたが、これが「蓋」で、その下の窪みが地下への入口跡、ということはないだろうか。いや、それは考え過ぎか。階段も見えないし。
ただ、HINAの書き込みに合致しそうな蓋の場所は、前回の記事に添付した、三段ほどのコンクリートブロックの囲いの所。しかし今日見てみたら、その周辺一帯に土砂が積まれ、確認不可だった。やっぱり蓋は埋められたのだろうか。
ユンボーが通ったその道は何十メートルか先で急斜面に吸収されていた。その上を見ると別の工事車両(ダンプ等)が複数台停まっている。
その斜面には「旅館くらしき」の二十周年記念碑が放置されていた。1979～1983年の国土地理院の航空写真には、門があった奥より南方に青い屋根の建物が写っているが、現場はこの北西。
しかし「旅館くらしき」は創業時から市内の美観地区で営業している。こんな辺鄙な所に別館を建てるようなことはしないと思うが。
それとも斜面の上のダンプは産廃業者のもので、碑は他の産廃物と一緒に上から落とされたものだろうか。それにしては他の廃棄物がない。
現地を訪れても謎は深まるばかり。HINAよ、君は本当にHINAなのか。
ところで、HINAたちが当初行こうとしていたOMEKO橋こと名田跨道橋は、蓋スレ入口から北に徒歩数分。国道2号のかなり上を跨いでいることから、橋が竣工した当初は飛び降り自殺が多かったことが想像できる。そのため、フェンスは後付け。
また今日は、去年の1月頃まで岡山県最恐の心霊スポットと言われていた場所も探訪してきた。今はもののけどもが夢の跡。それでも謂われの理由と真偽ははっきりした。そのレポートもまた投稿したい。
※今回は工事関係者に会わなかったが(道沿いだが)、いつも当該地関係者に会うとこちらから話しかけ、許可を貰うようにしている。みなさんも留意を。
※追加した地下写真は記事とは無関係。雰囲気を出すために。
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