プリキュアがセーラームーンに敵わない訳 | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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Eternalでセーラームーンの魅力再確認】

先日、劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」を見に行ったんだが、セーラームーンのアニメを見るのは実に2627年ぶり。

 

そして17年ぶり(実写版セーラームーン放送終了後)に再びセーラームーンファンになった。セーラームーン・ファンクラブがまだ入会を受け付けていたら、入会しようかと思っている。

 

Eternalを見て、原作に忠実なセーラームーンの映画は、こんなに深みのあるものだったのか、ということを思い知らされた。

 

そしてアマゾントリオ、いや、アマゾンプライムビデオで「美少女戦士セーラームーンCrystal」を毎日何時間も視聴して、改めてセーラームーンは少女アニメの最高峰であることを認識した。同じバトル系少女アニメのプリキュアは未来永劫、セーラームーンに勝つことはできない。

 

ただ、Crystalが初めて配信されていた当時、東映アニメーションでのアニメ別売り上げでは、セーラームーンはワンピース、ドラゴンボール、プリキュアに次ぐ4位だったが、売上額はプリキュアの約半分ほどだった。因みにプリキュアの売上額はドラゴンボールの約半分。

 

しかし’90年代、セーラームーンは社会現象を起こすまでの大ヒットアニメだった。これまで世界40ヶ国以上で放送されている。それに比べて、プリキュア・シリーズで一番ビジネス的に成功した「ふたりはプリキュア・マックスハート」でさえ、社会現象を巻き起こすまでには至らなかった。放送された国も遙かに少ない。

 

プリキュアがセーラームーンに逆立ちしても敵わない主な理由は以下の通り。

(1)内容が児童向き

プリキュアはバンダイが当該新商品を効率的に大量に販売するために製作されたアニメ。その主な顧客は未就学児(の保護者)であるが故、いつからアニメを見ても内容が分かるよう、一話完結のストーリーになっていて、且つ、分かり易い内容になっている。

 

一話完結ではストーリーがマンネリ化することは避けられず、内容的にも中学生以上の者が見ることには対応できていない。

 

セーラームーンも’90年代のテレビシリーズはマンネリ感のあるものだったが、「かぐや姫の恋人」等の単独の原作がある映画やクリスタル、エターナル等は原作に忠実なため、マンネリ化することなく、ストーリーは次々と新たな展開を繰り広げ、飽きることはない。

 

内容的にも大人も楽しめるものとなっている。個人的にはセーラームーンのクリスタル、エターナルのストーリー展開の面白さは、鬼滅の刃を上回っていると思っている。特にデッドムーン編以降は、「ジョジョの奇妙な冒険」に匹敵する面白さがあると思っている。

 

(2)キャラデザのクオリティ

プリキュアのキャラクターは皆、お人形体型で、ある意味、人間味がない。それに比べ、’90年代のセーラームーンやエターナルのキャラデザを担当した只野和子氏は、特に手と足のデザインに拘り、女性らしさが出るしなやかなデザインにしている。だから超ミニスカートであってもいやらしさがない。

 

また、同氏は敵味方関係なく、男性キャラはイケメンに、女性キャラは美しく、また、可愛く描いている。グワイワル等では具合が悪い。エターナル前編では、鬼滅の刃の煉獄さんの声優もイケメンのタイガーズ・アイを担当している。

 

(3)恋愛禁止

プリキュアは、恋愛はご法度。しかし恋愛のない少女漫画・アニメはクリープを入れないコーヒー(喩えがおかしい)のようなもので味気ない。

 

その点、セーラームーンでは、主人公のうさぎが毎日のように衛とキスやハグをし、中学生なのに平気で衛の家にお泊りをする。

 

更に女子同士(はるかとうさぎ)のキスや、娘(ちびうさ)が実父()を恋人(うさぎ)から奪うため、悪に魂を売り、妖艶な大人の女性(ブラックレディ)になり、父の唇を奪う等「禁断の恋」も繰り広げている。

 

以上のように、ストーリー性と恋愛がない限り、プリキュアがセーラームーンに勝ることはない。

しかしセーラームーンの新作をいつか作ってくれないものだろうか。

それはともかく、エターナル後編を必ず観に行く、という方は次のバナーをクリックミー。

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