ふわぁぁぁ~、よく寝た、よく寝たぁ~。
おかげさまでスッキリですぅ。
「寝溜め」ができればいいのにね。
・・・寝溜めカンタービレ・・・ごめん、あんましスッキリしないね。
で、昨日は何日だっけ?
え?4月1日じゃないの?エイプリルフールじゃないの?マジで?
「福うさぎさん」ごめんなさい・・・。
Red な Lie ですからね。
「NTGさん」いつもありがとうね。なかなかコメ返しできなくてごめんなさい。
・・・いつかきっと・・・恩を仇で返すからね!(冗談ですよ)
今日はねぇ、レンタル屋で「フレッシュプリキュア サウンドトラック2 サウンドハリケーン」というCDを借りましたよ。
今、旧作DVD 100円キャンペーンをやってるんだね~。
1週間 100円って安いよね~。
というわけで、一緒に劇場版アニメ「ストレンヂア」っていうのを借りてきました。
見たかったわけでも、期待してたわけでもないんだけど 結構、面白かったですね。
小説とかでもよくあるじゃない?
つまんないかも・・・なんて思いながらも読んでみたら「面白いっ!」ってことが。
「おっちゃん王国(日経新聞で連載中です)」も、最初は「もやもや」するけど
だんだんハマッっていくでしょ。あんなかんじです。
「ストレンヂア」は、一人の侍(流浪人)が主人公の剣劇アクションストーリーです。
主人公は、長瀬智也演じる「名無し」。
その名の通り、しがない浪人。でも、剣の達人なの。
かつては、とある藩の殿様に仕えていて、その剣の腕前で戦功を上げ、将来を見込まれていた侍でした。
ある戦で、勝利をおさめ、見せしめの為に、敵領主の子供をみんなの目の前で斬り殺すよう命じられます。
周りの人は、彼を羨ましがります。殿から仰せつかった名誉ある役だからです。出世は間違いなしです。
名無しは動揺します。
敵とはいえ、相手は年端もいかぬ子供(兄妹)だったからです。
でも、殿の命令です。自分の立場もあります。断ったら自分が殺されてしまうかもしれません。
しばしのためらいの後、名無しは、剣を振り下ろします。目の前に広がる血だまりの中に小さな死体がふたつ・・・。湧き上がる歓声・・・。
数日後、名無しは黙って 城を抜け出します。
自分は今まで、剣術に誇りを持ってきた。それがどうだ、抗う力も、罪も無い 子供を殺すのが剣術なのか。これが、俺の武士道なのか。剣とは、剣術とは・・・何だ?
彼は、罪の意識にさいなまれ、剣の柄と鞘を、ひもで縛り 剣を抜かずに生きていくことを誓います。そして、自分の罪から目をそらし、逃げるように流浪の旅に出ます。「流浪の旅」なんて格好のいいものではありません。自暴自棄の「世捨て人」同然です。
そんな道すがら、小さな男の子と出会います。その子は何故か追われていました。
関わり合いはゴメンだ・・・。しかし名無しは立ち去り損ねて結果的に子供を助けてしまいます。
その子は、なんと中国の明の皇帝に、命を狙われているというのです。
明の皇帝は、権力も富も手にいれました。あと欲しいものは・・・。「不老不死」
仕えている道士が、選ばれし子供の血が効くと言ったことから、命を狙われ、周りの人達の助けのもとに遠く日本まで逃げてきた。日本では親切なお坊さんのもとで育てられていたのですが、そこにも追っ手がかかり、寺は焼かれ、お坊さんとも離れ離れになり、ひとり逃げてきたというのです。
「不老不死」 そんなバカなこと信じる方も、おかしいよ!って思いますよね。
でも、当時は信じられていたんですよ~。
「道士」とは、道教という中国宗教の指導者のことです。
道教は、老荘思想が変化し「民間信仰」となって生まれました。
「現世利益」を主是として、怪しげな呪術を特徴とします。
「不老不死」のような「神仙方術」が本気で信じられていました。
後漢末(三世紀前半)から六朝時代(六世紀末)にかけ民衆に広く浸透しました。
作品中では、皇帝が宮中に取り入れていますから、厳密には道教ではないと思われます。道教は、あくまで「民衆宗教」です。
国家が、信仰するものは「教団宗教」と呼び区別されるべきものです。
なので、この作中に出てくる道教は寇謙之の「新天師道」の流れをくむものだと思われます。
いやぁ、よく寝ただけあって 調子いいなぁ~。周りは迷惑かもしれないけど・・・。
話がそれちゃった。
・・・で、その子は、お坊さんに会いたいんだけど、道中不安だから、名無しを用心棒として金5両を支払う約束をして雇うわけ。
でもね、明国からの刺客は、皇帝直属の最強の剣士団だったの。
も~、めちゃくちゃ強いねんで~。
名無しは、剣を抜かず、子供を守りながら旅をするの。そして無事、お坊さんと合流。
めでたし、めでたし・・・と思ったら。
まさかのお坊さんの裏切り。明の刺客達が先回りしていて、お坊さんは脅されて子供を明に渡してしまうの。
それを知った名無しは、坊さんに詰め寄って言います。
「お前は、あの子が殺されると知っていた。なのに何故、引き渡した!それが仏に仕える者のすることか!」
「しかたなかったんだ・・・。自分の命と子供の命、どちらかを選べと言われたら・・・しかた無かったんだ!」
「お前を慕って、頼って、あいつはここまで必死の思いでたどり着いたんだぞ!それを・・・」
「だまれ!偉そうに言うが、お前がもし私の立場だったら、同じ事をしたはずだ!そうだろう?だったら、あんたは何故、すぐに助けに行かない?行けまいが!死にに行くようなもんじゃからのう!」
名無しは思い出します。幼い子供を斬り殺した自分の過去を。
俺も、同じじゃないか・・・。この坊さんは俺だ、おれ自身だ・・・。
また、同じ事を俺はしてしまうのか?これでいいのか?今こそ自分の過去と向き合う時ではないのか?
「犬畜生にも劣る、クソ坊主!お前は俺だ・・・。だが、昔の俺だ!いまの俺は・・・違うっ!」
名無しは、馬に乗り駆け出します。
子供を助けるために・・・。過去の自分と決着をつける為に・・・。
「剣術とは、人をあやめるものではない。人を救うために・・・誰かを守る為に・・・俺は剣を使う。それが俺の武士道なんだ!」
敵陣にたどり着く名無し。立ちはだかる明国の剣士達。
迷いは無い。名無しは、剣に硬く結ばれた紐を断ち切った。
長き封印から目覚めたばかりとは思えないほど、その刀身は鋭い輝きを放っていた。
雪が舞い始める中、静かにそして激しき戦いの火蓋が斬って落とされる。
異国の戦士 VS 日本の侍 っていう構図がいいよね~。
明の剣士も少数精鋭のつわもの揃いで、かっこいいんですよ!
敵側の最強の剣士「羅狼」っていうのを山寺宏一さんが演じていて、かっこいいのなんのって!
アクションシーンもプリキュアの高速バトル並みで(必殺技とかは無いですよ~)迫力があります。
あぁ~、今日は調子いいなぁ。思いっきりかいちゃった。
疲れた~。っていうか、こういうトコで無駄な体力使うからいけないんだよね。わかってます、はい。
ま、100円なら安いじゃな~い。もし機会があったら見てみるのもアリだと思いますよ~。