１９９０年から連載が始まった当初

私は琴子と同じ高校生だった

１つ年上の琴子の恋を

まるで身近な先輩の恋を応援するかのように
単行本が出るのを楽しみにしていた

この20数年の間、何度読み返したか

わからないほど読み込んでいるので

ドラマ化されるたびに

どのシーンでも全員のセリフが

バッチリ頭に入ってることに自分でも驚くｗ

作者が亡くなった時は本当にショックだった

悲しみの中なんとか23巻を出してくれた

方たちには感謝しかなかったなぁ...

子供の頃「愛してナイト」をTVアニメで

見ていた世代のこの私が今じゃ

多田かおる先生の年齢を

とっくに超えてしまったとはねぇ...

IQ200のクールな天才少年、入江直樹に

片思いする落ちこぼれの相原琴子が

ある日、思い切って入江君に

ラブレターを渡そうとするも玉砕...

失意の中

引っ越した先の新築の家が

震度１の地震で倒壊し

ニュースを見て連絡してくれた

父の親友の家に居候することになる

それが入江家だった...！

ひたすら一途に入江君を追いかける

少女漫画の王道、同居ラブコメディ

琴子のバカだからこそ立ち向かえるガッツと

直樹の冷血漢っぷりが面白く

2人の温度がだんだん近づく過程が面白い

今までに映像化された「イタキス」で

個人的に好きな順位↓

古川雄輝と未来穂香の

イタズラなkiss〜Love in TOKYO (2013)

とにかく、キャスティングがいい
最初は琴子は高3にしては若すぎないか？

と思ったり、じんことさとみも

原作の時代と違って現代ファッションだと

こうなっちゃうのかな...って感じだったけど

段々気にならなくなってくるほど

イタキスの世界観に溶け込んだ

なんといっても入江君の背の高さや

賢さからくる近寄りがたい感じ

(ただ冷たいってだけじゃダメなのよ)

すごく良かった

古川雄輝は意外と年齢いってたと思うけど

華奢だと若く見えるねぇバッチリだよ

2人の身長差は

一番原作に近いんじゃないでしょうか！
あと西村知美の入江ママのテンションも最高

全エピソードは入れられないにしても
高校時代は物語の重要なシーンばかりなので
全16話の中でかなり長く丁寧に作られていた

大学に進学してからは

あれ？このエピソードとあのエピソードを

繋げちゃったんだ！っていうのが増えてくるけど

ちゃんと萌えシーンは押さえてて
原作ファンとしても納得できる範囲だと思う

しかもドラマ化初代の佐藤藍子と柏原崇が

病院編に出てくるところもポイントが高い

私が思うイタキスの重要なポイントは
琴子の奮闘でも

入江ママの策略でもなく

直樹の心の動き！
これに尽きると思うのです

最初はとっても苦手だった琴子を

いつから受け入れられるようになっていって

人間らしくなっていくのか

漫画では1コマくらいで描かれていたけど

このドラマではかなり見せてくれて満足

柏原崇と佐藤藍子の

イタズラなKISS　(1996)

これDVDになってないよね( ；∀；)

もう一度見たいんだけどなぁ...

SPEEDのSTEADYという最強の主題歌！

曲を聴くたびにこのドラマのこと思い出すよ

そして最大のライバル役に小沢真珠

役名は松本麗子と微妙に違うし

高校編では出てこないキャラなんだけど

原作の松本裕子は”女・入江直樹”なんだから

気位の高さや美しさもパーフェクトでなければ

いけない点でかなり高水準だったと思うのよ

しかもこれ無名時代の仲間由紀恵も出てる

正直、記憶が薄れてきてて

話の内容はすごくスカスカで

学芸会っぽかったような...ｗ

でも校庭を走る琴子を見つめる

入江くんのねっとりした視線とか

クランクアップで素に戻った柏原崇が

さりげなく頬にキスして佐藤藍子が

ビックリした顔してたのとか

すごく覚えてるｗｗｗ

あと入江ママの浅田美代子の

全身ピンクハウスが意外と似合ってたｗ

韓国版

イタズラなkiss〜Playful Kiss (2010)

これの何がいいって

入江くん役のキム・ヒョンジュンが

イケメンなのと上から目線うますぎなのと

琴子役のチョン・ソミンが

あまり可愛くないところ！

イタキスの無謀な恋をしてる感じが

伝わってきてなかなか苦戦してて

良いなと思ったのでｗ

無謀な恋の感じすごく出ています

あと韓流ドラマって必ずお調子者の友達

出てこない？じんことさとみなのか？！

国が違えばアレンジしなくちゃいけなくなるし

これはこれでアリだなぁと思った

台湾版

悪作劇之吻 (2005)

暖かい国で作られたせいか

全員が薄着で家も南国感が漂っているし

ドラマ中、琴子の入れ墨が気になって

もうこれは琴子じゃないな！って感じなので

別世界アナザーストーリーとして見れば

まぁまぁイケると思うｗ

琴子役のアリエル・リンはこのドラマで

何か大きな賞をもらっているんだよ...

佐藤寛太と美沙玲奈の映画版

映画という尺にあの長い話を入れるのは

ムリだったんだよ...

萌えポイントはダイジェストのように

押さえてくれてたけど急展開すぎじゃ...

あと見ている間ずっと違和感があった琴子

この子はキレイすぎる

琴子は可愛げがあるタイプで

決してこんな整った美人ではない

なんとか見ているうちに馴染むかな〜と

思ってたけどツインテールとか制服も

この子には似合わないんじゃないかなぁって

ずっと気になってしまった

キャンパス編では少しマシになってるけど

高校編は見るに耐えない

入江くんも…

無表情だからって覇気なさすぎないか？

そのセリフは、そういうニュアンスじゃ

ないんだよなぁ〜って思うとこあった

それにしても歴代の入江ママはみんな上手だな

いちばんキャラが濃いから演りやすいのか？

今回の入江ママは石田ひかり

キャンパス編での入江ママは鈴木杏樹

急に入江ママが別人に...

何でしょう

オトナの事情ですか？

この映画の褒めたいところは

入江ママ以外にも他の脇を固めるキャストが

わりとしっくりきているということと

小道具や背景などのイメージがピッタリで

(でも高校の制服の柄はカメラマン泣かせだよね)

お金の使い方が良さそうだなと感じたことと

タイトル「イタズラなkiss」になぞらえて

キスしたシーンで物語を締めくくっている

ので最初は不思議なところで終わるんだなと

思っていたけどキャンパス編で納得した

こういう区切り方は新しいなぁってｗ

ま、個人的にはあまり主役の2人のこと

馴染めなくて...(´；ω；｀)

この先の続きには作者の未収の構想も

入ってるらしく気になっているだけど

見ようかどうしようか迷ってる