ミラノ五輪・・・フィギア女子・・・坂本選手・・・
どんな結果でも、あなたの価値は下がらない。いや、最高の輝きだと思います。
今回、何と言っても・・・約2週間。自分も頑張り仲間たちを鼓舞し続け、チームとして戦った、その先頭に立ったあなたの姿は「称賛」に値します。自分の事だけでも精一杯なのが当たり前の大舞台。2週間と言う長期間、それも競技が続いているのならまだわかりますが、最初と最後。その中で、体調を維持し、仲間を気遣い、そして最後の大舞台。あとで書きますが「僅差の決着」。
(思い起こせば、過去に団体を欠場して個人金メダルを獲得した絶対王者の存在。だからオレは・・・なのだが・・・)
何を言っても意味はなく、この五輪の「最高殊勲選手」で間違いありません。
結果を分析すれば、勝ったアリサ選手を、ほぼどのエレメンツでも上回り、一つだけもミスさえなければ、大差の勝利。あの「コンビネーション」一つだけ、そして最後のジャンプは文句なしのはずが、規定による「ミスしたジャンプと同じジャンプ」という事で、減点が。。。
最初のコンビネーション、着地で詰まってシングルに。ここまでは、大きな減点対象ではなかった。しかし最後のジャンプをシングルで飛んだ。あれをコンビネーションにしていれば・・・タラレバは意味はないとはいえ・・・
アリサ選手とは約1.9ポイント差。コンビネーションを「飛んだだけ」でこれを上回る。出来栄え点がなくても。それは最後のジャンプでも言える事で、この分だけの点差「アリサ選手は12点」を超え、坂本選手は「4.6」の減点込み。
そういう事なんです。
更には、アリサ選手の演技を称賛する事が多いようですが、確かに会場の盛り上がりはありましたが、細かく見れば「全て上回り」、対照的なのは個々の技ではなく演技構成で・・・プログラムコンポーネンツ(演技構成・芸術性など)では坂本選手のほうが評価が高かった。要は、フィギアの競技としての構成・完成度などなど、全部で上回っていた証明です。
本当に惜しかった。結果の話だが。そのくらい完成度は高かった。大技がなくても内容で上回るという、目指していたものは表現できた。素晴らしい成果です。あなたの価値は、まったく変わるものではありません。
他の日本人選手は・・・まずは千葉選手。出来ることはやりました。あの大舞台で、ほぼノーミスの演技。前に書いた通り、基礎点が大きくない選手ですから、相手次第になるのはしょうがない。しかし出来ることはやり切った。
ちなみにフリーの点で言えば4位。第3グループにいたアンバー・グレン選手が縛らしい演技をして順位を上げたが、それ以外では、坂本・アリサ選手以外には負けてない。充分な結果だったと思います。
そして中井選手。ショート1番ながら、前にも書いた通りで、全体の基礎点が高い訳ではないので、ミスが致命的になる。フリーの得点は9番目。ショートの貯金が生きた結果でした。まあまだ17歳。次もあるでしょうから、細かな精度が上がり、実力を付ければ、世界れレベルなのは間違いないので、頑張って欲しい選手です。
おまけで言えば・・・期待したロシア選手。最初の4回転で躓いて、その後は全部3回転に抑え、結果流れをつかめず、それでもフリーはPBですから・・・がしかし、やっぱり世界戦の経験値は積めるのか、が課題でしょうか。ロシアですから、中立選手とはいえ。勿体ない限りです。
もっと、おまけ。
島田真央選手が出ていれば・・・と、やっぱり感じます。中井選手と同学年。生まれ月が2か月足りず・・・名前の由来の浅田真央さんを思いださせる・・・なんだかなぁと。彼女が出ていれば・・・タラレバには意味はないが・・・どんな結果になったかと。
浅田選手も、誕生月の関係で出られなかったが、出ていれば間違いなく「金」。そのくらい、あの年の真央ちゃんの3Aは凄かった。いや全てで凄かった。しかし・・・その間に、キム・ヨナ・と言うライバルが頭角を現し・・・当時の採点基準もあって、厳しい戦いとなった。結果、「伝説のフリー」と言われる、涙の五輪となった。
やっぱり、運不運は避けられないもので、それで成績は決まるのだが・・・だからといって、その選手の価値まで変わるとは思わない。メダルがなくなって、今でも「モーグル上村」選手は、最高の選手だと思ってるし、五輪では個人メダルのない荻原選手は、間違いなく世界最高峰の選手だったし、他にも、恵まれなかった選手は多くいるが、その全部の選手は素晴らしい選手でもな違いない。見るほうが、「メダル・メダル」を騒ぐだけで、アリサ選手の言う通り「勝ち負けは関係ない。自分が満足できる演技をするだけ」という事だと思う。
今でも、あの「村瀬選手の点はバカげている」と、スノボ界のレジェンド・トッドリチャーズは言っている。「アユムの時以来のクソジャッジだ」と。堀島もそうだし、平野るか選手だってそうだろう。しかし、「間違い起きるもの」であり、柔道・篠原の判定には国際審判だって「ミスジャッジだろう。しかし判定は変わらない」と、苦しい、そしてそういう事あると、説明していた。
そういうのも、全てを含んで五輪であり、「そんな事受け入れられるか!」と選手は思うでしょうが、それが国際大会、特に五輪の現実です。オレが指摘した「ワールドカップやXゲームとは、点の出方が違う」という事も、村瀬選手も言っている。「w杯なら、勝ってたと思う」と。
選手にとって、人生が変わるくらいのイベントでも、そういう不条理は存在する。それが現実。だからといって、何なくなる訳じゃない。そこまでの努力が無になる訳じゃない。
今回、参加の選手で・・・例えちゃ悪いが、エアリアルの選手は、決勝に残るくらいの技すら、そもそもなかった。日本選手の予選の演技は「たて1回転・横1回転」。対して、決勝に進む選手は「たて3回転・横2回転」は出来る選手。基礎点で、「満点でも予選は通らない」という事。それでも立ち向かい努力を続ける事には意味は間違いなくある。エアリアルを知らない人が多くても、五輪でTVでやる事で、少しでも「知る人」は増える。それが、競技人口の拡大の第一歩であるはず。その選手の挑戦は無駄であるはずがない。
そして、一番言いたいことは・・・
「選手の評価を、メダルを基準にする事」を、見ているほうも、特にメディアも、やり過ぎちゃあかん!という事です。
公平にとは言わないが、頑張ってる選手をもっと取り上げ、評価して上げてもいいんじゃありませんか?と。連日「こじつけた」ようなドラマで、メダリストばかり、更には「ドラマ化し易い」ような選手ばかりに光を当てるのではなく、もっと多くの選手の「頑張り・努力・価値」を伝えてもいいんじゃありませんか?
決勝に残れない、例えばサッカー、ラグビー・・・の取り上げ方と、明らかに差がある「メダリストじゃないオリンピアン」に対する取り上げ方。そういうの、やめませんか? 視聴率ばかりに特化した、報道姿勢を変えませんか?
ま、オレの意見はどうでもいが・・・
いよいよ「24」まで来ましたよ、日本のメダル獲得数。
今夜・・・高木選手の1550mで・・・コンプリート!・笑
いやいや、予想外のショートトラックでもメダルを取っちゃうかもで・・・
あと2晩・・・
寝不足は続きます・笑
カーリングについては、後日・・・って、少々しつこいな、オレも・大笑