またやってくれますね。 | クズで何が悪い!

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場末の飲み屋の酔っ払い程度の「なんでもかんでも言掛り」です。

岸田君の被災地訪問。なんでだか、支持率を上げているそうで・・・そういうものなのね。

 

その理由が、「膝をついて話を聞いていた」。

これってね、天皇陛下だってやってるでしょ。ってか、普通の事でしょ。普通の事をやって評価されるって、裏を返せば「どれだけ非礼な人間」だと認識されているのか?って事じゃないの。普通はそうだよね。「あいつ、見た目と違って礼儀正しいな」。いつも礼儀正しい人は「やっぱりね」で評価は変わらない。

 

次に、被災地へ行くのに2週間かかったこと。

色々スケジュールが詰まっていて、が1点目。次が「すぐに行くことよりやるべき事をしっかりやっていた」これが2点目。

1点目は、東日本大震災の時の「菅君」のバカげた現地入りがあったから、そりゃそう思われるでしょうねという事で、見方は色々あると思うよ。2点目は「やるべき事」の中身の問題。まあ、これについては言ってもしょうがないでしょうから割愛。

 

続いて、「来年度の予備費を500億円積み増して災害復旧に」。加えて「2000億円規模の災害関連予算を計上する」という、所謂「お土産」を石川県庁で表明した。

 

概ね、この3つが「評価を上げたポイント」だそうです。

 

最後の「金の問題」については、毎度繰り返される官僚の思惑通り。いやケチをつける前に「しっかり復旧に使う」のであれば、ケチはつけないのだが。

これで重要なのが「災害関連予算」という事。関連予算であって、被災地限定で使う金じゃないという事。ここが「官僚政策のキモ」で間違いない。

 

例えば東日本大震災でも、すべて「災害関連」とし、そう考えても「関係ないでしょ」ってところに使われた。コロナでも、安倍ちゃんは「200兆円規模の予算」と囂々したが、コロナに直接関係のあるとところで使われ金は、報道される限り「約100兆円」という事で「ほぼ半分」。残りの100兆円のうち実際に支出されたのが約80兆円。これも、コロナに関係あるのか?という使われたかをし、約20兆円が、使われずに残った。要は、「官僚様の使いたい金を使って残った金が20兆円」というのが実態だ。

 

予算だけじゃない。当然「税税の根拠」となる訳で、加えて「時限的増税」、代表的なのが「トリガー条項」に代表される「復興財源」などの「綺麗な言葉」に飾られた増税。これは、今回「絶対に廃止しない」という態度で、時限的ではなく「恒久財源」だと、財務省に認めさせた税となった。

 

今回もきっと「復興財源」は想定され、一層「トリガー」は解除されない。そして「どさくさにまぎれて」官僚主導の「災害とは無関係」のところで、大切な予算が使われることは目に見えている。

 

なのに、「こんな事で支持率上げる」ってんだから、もはや「コントか?」レベルの話。

 

その証拠に、今年度の「予備費500億円」から、今回「執行される予算」は40億円程度。これが「とりあえず」で「もっと出す」と言質をとれていればいいが、それに関しては一切ない。そして2か月後には「今年度予算」は失効する。来年度予算の予備費「500億円」に災害復興を名目に積み増しされる予算が「500億円」。今年度が40億円。来年度が、積み増し分を全部で500億円。信じられますかね? 信じられる人はいいでしょうが、オレは信じませんよ。

通常予算の予備費500億円は一切手を付けず、積み増した分からも全額使わないとなれば・・・何のための予備費なのか?

 

更に、関連予算が2000億円計上だそうだが・・・なぜ?関連予算に予備費の積み増し分を加えて「復興財源」と限定しないのか? これが「さすが官僚、面目躍如」って事でしょう。

普通に考えれば「500+2000」で2500億円を「復興財源」として予算化すればいいはずが、それじゃ「うま味がない」。予備費に関しては「あくまで予備費」なので、「何に使おうが政府の勝手」で、それが単純に倍増。復興財源の2000億円は「復興関連予算」と、「関連」を付けた事で、こちらも「関係ないようなところでも使える」。結果、2500億円の大半を「官僚の自由に使える金」となり、また「新しい財布」を手に入れたという事で、これを決めた官僚は出世する。

 

それが官僚の仕事と言われればそうかもしれないが、「人の不幸を出世の道具」にしている事が、正しい事であるはずがない。それが、普通の感情ではないか?

これは「穿った見方」ではなく「経験から学んだ知恵」だ。いつもそうなんだから、今回は違うってのは、「信じるに値しない」という事です。

 

まあ、政治家は裏金でやりたい放題。官僚は、金を絞り出す知恵をだせば、退職後4~5回の「天下り」で2億を超える報酬を「何もしなくても」手にする日本。

その代表の岸田君は、こんな事でしか評価されない。言い換えれば「詐欺的行為」でしか評価されないという事です。

 

面白いのは、岸田君が地震後に、真っ先に「新年会」に「はせ参じた」財界の、その中心的な代表的企業より、それ以外の企業のほうが支援に積極的だという事実。当然、「みんなやってる」が、即応しているのは、そして規模がしっかりしてるのは、聞こえてくる限り・・・そういう事です。

 

まあ、「やらないよりいい」のは当然だが・・・政治家や官僚が「焼け太り」するのがわかってて、支持率が上がるってんだから、世の末ですな。おばあちゃんを「裸足でおんぶして、1時間以上高台目指して歩いた少年」の、気持ちの1/100でも、わかって欲しいと望むのは、いけないことなのでろうか?

 

政権維持の苦境を救ってくれた形の「災害」を、更に利用するって・・・

冷血漢も極まれり・・・悪魔とか鬼畜とか・・・

 

そう感じてしまうオレが悪いのでしょうね、きっと。

だって支持率が上がってるのだから。

 

国民の1/3の支持は、相当重いよ。