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中国工場品質管理コンサルタントが

中国の実状をお伝えしています。

 

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ご提供するのは「QC7つ道具」のテキストです。

 

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ぜひ有効に活用していただければと思います。

 

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■ 設計検証する力がない中国企業?! ■

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福建省にある中国企業では、自社で開発設計した製品を自社工場で生産しています。国外向けでは、欧米、オーストラリアにも販売していますが、日本向けが一番大きな比重を占めていました。

 

当然のことながら設計は中国人の技術者がやっています。設計者というのは、特に中国人設計者は、設計において自分の能力を見せたいと思う傾向があります。そのために難しい形状や複雑な機構にした設計をしがちです。

 

そうした設計の場合、必要となる部品も複雑な形状になります。ある設計品で複雑な形状をした部品図を書いたのですが、その図面を読み取るのが非常に難しい、難解な図面となっていました。

 

案の定、その部品を作るメーカーで図面から設計者の意図が読み取れず、不良が発生し顧客で大きな問題となりました。

 

ひとつは、図面に生産上必要な指示が記されていませんでした。そのために作る側で勝手に解釈して、意図したものと違うものになってしいました。

 

また、出来た部品をどうやって検査するかも設計者が図面を引いたときに考えなくてはなりません。それも出来ていなかったので、出来た部品を正しく検査することができず、不良品が顧客にまで渡ってしまいました。

 

設計部門が自分たちで図面の不備や検査方法などを検証して、不備を事前に見つけることが必要ですが、そうしたことをできるレベルの設計者はいません。品管部も検査をどうするかという検証が十分ではありませんでした。やっていなかったというより、こちらも確認する能力を持っていないのです。


新製品開発においては、設計審査の仕組みを持っていますが、他の部門も図面を検証する能力がなく、出された図面を承認するのみです。

 

中国人設計者にも優秀な人はいますが、なんと言っても経験が足りません。また、部品や製品の作り方の知識も足りないので、無理な設計になってしまいます。設計に関する基礎から指導することが必要です。

 

これだけを読むとダメな企業のように思われたかもしれませんが、そんなことはなくしっかり利益は出しています。ちょっと特殊な顧客の要望を具現化するときに、設計者の力不足を露呈してしまうのです。

 

これが中国製造業の実態の一面です。

 

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