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今週の雑感

いよいよ今週末にロンドン五輪が開幕します。

サッカーは男女とも開幕を待たずに競技が始まります。

なでしこ(女子)は、初戦はカナダなので勝って
日本の他の競技に勢いをつけるようにして欲しいですね。

男子は、優勝候補筆頭のスペインが相手ですから、
どんな結果になろうとも真向勝負を挑むのか、
それとも引き分け狙いの戦いをするのか。

どちらでもよいので、狙いがはっきりわかる試合を
してもらいたいですね。

中途半端な試合だけはやめてください。

でも、日本がスペイン相手にどんな試合をするのか
期待しています。


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■ 改善にブレーキを懸ける中国人経理!!(その2) ■
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前回ある日系中国工場で労務担当の中国人経理が、
現場班長から出された改善するための設備購入申請を
何の判断もせず時間だけが経過している話をした。


中国人経理からするとこの申請があったちょっとした設備が、本当に必要なものかどうかの判断が
自分ではつかなかったために判断せず置いておいたようだ。

班長を呼んで確認すればよいと思った方も多いでしょう。

根本的な問題は、中国人経理が判断を先送りにしたことでない。

こうした改善のためのアイディアを
汲み取る仕組みができていないことだ。

改善のためのアイディア・施策の実施有無を
判断する人は誰が適切かを考えなくてはいけない。

そして、ちょっとした改善の積み重ねが
結果として大きな改善につながっていくと、
現場の班長さんや作業者に実感してもらうことも必要だ。

その実感をすること、
加えて、会社として小さな改善を奨励していることが
活発な改善提案の提出に結びつくことになる。

このことを工場トップに理解して欲しい。

中国人経理とすれば、
経費を抑えるのが仕事なので
自分がわからないことを承認するわけにはいかない。

ある意味これは理解できる。
だからこそ、改善申請の実施可否権限を与えてはいけないのだ。

中国人経理に放っておかれたので、
班長は仕方なく自分でそのちょっとした設備を
製作して1台の機械に取り付けた。そして効果を確認した。

機械は何台もあるので、残りについては、
総経理判断で外部業者に製作させることで進めたそうだ。


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