中国工場改善・品質改善や工場運営のヒントが得られる
メルマガ「世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法」発行中。

中国工場改善コンサルタントが見た中国の実状をお伝えしています。
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セミナーのお知らせです。

7月31日(土)にわたしが日本経営士協会横浜経営支援センターと共催で
「中国工場改善」セミナーを行います。

申込みはこちらから

メッセージ欄に「ブログ読者」と記入してください。

※参加者特典
参加していただいた方(会社)には、後日個別無料相談会を実施いたします。
通常は有料で行っているサービスです。

日時:2010年7月31日(土) 13:30~16:30
場所:横浜市技能文化会館(関内駅より徒歩5分)
参加費:3000円

デーマ:中国進出日系企業の失敗に学ぶ
    中国の品質管理レベルの問題点と自社への応用
    ~品質がよくならない本当の原因をわかっていますか~

概要
中国に進出した日系製造業の工場は、日本で生産していた時の品質を必ずと
いっていいほど再現できずに苦労しています。日本で確保していた品質がな
ぜ中国で維持できないのでしょうか?

今回それを生産の3要素(3M-人、機械、材料)を切り口として分析、考察
しました。切り口を明確にしたことで問題点がはっきりしました。品質確保
を3Mから原因を探り、その対応方法を考えます。

また、この問題は国内中小製造業が抱えている問題と類似していることもわ
かりました。中国製造業に関わっている方だけでなく、国内製造業に携わる
方も必見です。

駐在経験豊富な講師がいろいろな事例を紹介しながら話をします。
自社・工場の真の問題点を探っていただきます。

講師:根本隆吉(KPIマネジメント代表)


今日の雑感

サッカー日本代表の監督選びが混迷しているようです。慌てて選ぶよりもじっくり時間をかけて最善の選択をして欲しいものです。

そのサッカー協会のトップが入れ替わりました。犬飼さんから小倉さんに。年上の人にバトンタッチするという異例の人事です。表向きは犬飼さんの体調や個人的な事情となっていますが、実際は協会内部でかなりの反発を買っていたようです。

サッカー協会もご多分に漏れず内部抗争をしている訳です。そんなことをしている場合ではないでしょう。小倉さんは1期2年が既定路線ですから、今から次を託せる会長を探しておく必要があります。探すと言っても監督と違って限られた範囲でのことになります。

Jリーグのチェアマンに大東さんが就任しました。この方には非常に期待しています。サッカー出身ではなくラグビー出身であること、そして、鹿島の社長であったことがその理由です。

鹿島は常に先を見据え、しかも適切な資金の中でチーム作りを行い、常勝チームを作ってきました。その流れを受け継いだ人がJリーグをよい方向に持っていってくれるのを期待している訳です。


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■ 中国人は日系企業と欧米企業どちらを好む?? ■
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●一般的に言われていることだが、中国人が就職したい会社としては日系企業よりも欧米系企業の方が人気がある。しかし、この情報も注意が必要だ。この集計がどういった層の中国人に対して行ったかで結果は違ってくるはずだ。

●欧米系企業を好むのは、大学を卒業し野心に溢れ、自分自身に自信を持っている中国人ではないだろうか。一般的には欧米系企業の方が中国人スタッフに権限を与えていると言われている。その分責任もはるかに重いが。

●シンセンにある日系線材加工メーカーの総経理にこれに関する話を伺ったことがある。この方は北京出身の中国人で、日本に留学しそのままこの線材加工メーカーに就職し何年も日本で頑張ってきたひとである。そして、中国の販売責任の総経理として母国に戻った。

●北京にある欧州系企業はこんなやり方をしていた。先ず工場の運営はすべて中国人に任せている。董事長は母国(ドイツ)人がやっているが、たまにきて状況をチェックしていく程度だそうだ。総経理以下すべての役職は中国人が就いている。

●そんな工場では結果がすべて。工場の総経理などの経営層は2~3年の短期契約となっているそうだ。給料は日系企業に比べれば全体にかなり高い。しかし、結果がでなければクビ(契約解除)である。

●中国人をドイツの本社に半年とか1年行かせて研修をさせているそうだ。技術に関しては全面的に開示をしている。また、技術者は本社から出張ベースで来て現地スタッフに教えている。


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■ 今日のポイント ■
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●この総経理によれば若い人はこういった企業を好む傾向にあるが、ある程度年を取ってくると中国人でも安定を求めるそうだ。日系と欧米系、どちらのやり方がよいかは一長一短であろうとおっしゃっていた。

●中国人スタッフ(作業者ではなく管理者)は、その会社で自分はどう見られているか、どう評価されているかをとても気にしているとのこと。

●また、会社で将来どのポジションまで行けるのかも常に見ている。その会社で上に行けないと思えば(判断すると)他の会社に行こうと考えるそうだ。

●一般に中国人はジョブローテーションを嫌う傾向にあると言われているが、これについては次のように言われていた。
「ジョブローテーションが自分の守備範囲が広がると思えば問題ない。逆に期待されていると感じることにもなる。」

●要はジョブローテーションを行う時には、きちんと背景や目的を説明し、自分自身のためになることを伝えることが大事ということだ。


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■ 補足 ■
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●若い時は自分に絶対の自信を持っていてやってやろうと思っているが、結果を出せるのは一握りの人であろう。

●結果を出せなかった多くの人は安定したポジションを求めることになっていくのではないかと思っている。


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