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東京の私立小学校の受験シーズンはそろそろ落ち着く頃になりますね。
もう7年も前のことになるが、
わたしが最も苦労したことは
面接。
私立はほとんど親の面接があり、
幼児教室では親の面接の特訓をしてくれる。
我が家もニコチン中毒夫と共に面接の練習に何度か挑んだ。
息子がこれだけ頑張っているのだから、
足を引っ張ることは決して出来ないという強いプレッシャーがあった。
わたしは面接の練習だというのに、
本番さながらのいやそれ以上の緊張感で臨んだ。
面接官役はいつもの顔なじみの先生
＆
例の強烈おババ先生
教育方針だの・食育についてだの質問されても。
わたしは、緊張し過ぎで
しどろもどろもいいところ途中ストップがかかってしまい
嫌なトラウマになりそうだった。
夫の方はというと、ニコニコとしながらよく話していて意外にも良かった。
普段仕事をしているから、ベラベラと話せ羨ましく頼もしく思った。
しかし、その安心感も束の間。
次の面接特訓で夫は志望校の教育方針について問われた。
夫は真面目に取り組んでいないからチンプンカンプンで
違う学校のことをベラベラ話していた。
わたしは、頭にきて隣にいる夫の方をチラリと見た。。
家に帰ってもその怒りは収まらなかった。
後日面接の結果を聞くと、わたしの判定が悪かった。
何故かというと。
夫を睨みつけた。
恐らく般若のごとく睨みつけたのであろう。
強烈おババ先生は、
お父さまは外でお仕事してるから受験のことを分かっていない方がほとんど。
面接の最大の目的はご家庭の雰囲気を見る為のものだと言っていた。
そして、
『お受験とは、日本の古き良きご家庭を好む学校が多いのです。
お父さまはお外で働き、お母さまはご家庭を守る。
お父さまがお話になる時は、さようでございますと頷くんです。
秋篠宮紀子様をお手本にして下さい！
ご主人を立ててください！！』
と言われ叱られた
今だったらそんなこと誰が出来るかつーのって怒りたくもなるが。
そうも言えなかったので、口角を上げにっこり微笑み紀子様をお手本に頑張った。
夫を立てるなんて持病のアトピーが悪化したほど苦痛そのものであった。
本番は、本当に和やかな佳き雰囲気の下先生方と明るく楽しくお話が出来た。
わたしは夫が話しているときも隣で口角を上げ微笑み、
強烈おババ先生に言われた通りに、さようでございます、と頷いた。
紀子様は素晴らしいお手本です。
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