マス大山に学ぶ、ビジネスノウハウを強烈に印象づける方法とは?!
こんにちは、樺木宏です。
よく雑誌に人生相談コーナーってありますよね。
皆さんは読まれますでしょうか?
私はとても印象に残っているものがあります。
もう20年くらい前になりますが、ちょっと変わったその人生相談コーナーの名前は、
「マス大山の正拳一撃」。
どんな内容かと言うと、
[相談者]「いじめられています。悔しいのですが、どうしたらよいのでしょうか」
[マス大山の回答]「キミはまずそいつを殴らなければならない。そして相手が謝ってきたなら、許してやってもよい」
という感じでした(笑)
教育委員会もびっくりのスゴい内容ですが、当時私はカラテをやっていた関係もあって、
とても大まじめに読んでいました。
さて、私がなぜこのコーナーを思い出したかというと、ふと、
「あれはものすごく理にかなっていたのでは?!」
と気づいたから。
例えば、どう行動すれば利益を最大化できるのか、という戦略を学ぶ時、
ビジネス書にもよく引用されるのが「ゲーム理論」と「囚人のジレンマ」。
お互いに協力し合った方が得なのに、自分の利益のみを追求している限りは互いに
裏切りあってしまい、全員が損をしてしまう、という話です。
このゲーム理論でもっとも自らの利益を最大化する戦略は、
「しっぺ返し戦略」と呼ばれるものです。
1)自分は相手に対し、友好的で協力的な対応をする。
2)でも相手が裏切ってきたら、即座に裏切り返す。
3)相手が心を入替えて友好的になったら、こちらも協力的に戻る
シンプルですが、自らも利益を最大化するだけでなく、相手もWin-Winになるすぐれた戦略で、
皆がこれを実践すれば、世界が平和になる可能性すら秘めた内容なのですが、
なんとこれが、マス大山の痛快なイジメ対処法と同じなのですね。
当時は一種の痛快さというか、カタルシスのようなものだけを求めて読んでいた気がしますが、
今改めて考えてみると、いじめの対処法を越えて、ビジネスパーソンの行動戦略にも
そのまま通用する内容で驚くばかりです。
また、こう考えてくると、ビジネス書のヒントって、意外なところにあるのですね。
「理由はよく分からないが、心を動かされること」。
それは一見ビジネスに全く関係ないように見えても、実はとてもスゴいノウハウなのかも知れません。
別の視点から言えば、皆さんのビジネスノウハウも伝え方ひとつで、無味乾燥にもなれば、
とても分かりやすく、一生記憶に残るような印象深いものとする事も出来るのですね。
私も20年経っても覚えているくらいですから、間違いありません。
逆に言えば、こうした伝え方が出来た方だからこそ、競技人口1,200万人とも言われる
極真空手を一代で作り上げられたのかも知れないですね。
すでに本を出している方、これから出す方の、ご参考になれば幸いです。