士業・コンサルタント受難の時代が来る!?
こんにちは、樺木宏です。
残暑、というより夏本番がまだ終わっていない今日この頃。
糖分を取り過ぎないよう、無糖のドリンクを選びつつ、水分を補給してくださいね。
さて、「ワトソンプロジェクト」という言葉を聞いた事がありますか?
参考amazon:「IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる」
http://goo.gl/ufBb7
これは、アメリカの人気クイズ番組のチャンピオンに、コンピューターが勝ってしまった、という話。
10年ちょっと前にチェスの世界チャンピオンに勝ったコンピューター「ディープブルー」も
IBMでしたが、今回は比較にならないくらいに性能が進化したようです。
なにしろこの「ジョパディ」というクイズ番組は、出題者が「答え」を言い、
回答者が「設問を答える」というもの。
比喩表現や、文脈の解釈が出来ないと解けないのが、このクイズ番組なのですね。
この番組が行われる時間はパブから人が消え、チャンピオンクラスとなればセレブ芸能人並の
知名度と人気を誇るこの番組で、コンピューターが勝ってしまったのです。
しかも、マシン自体はスーパーコンピューターではなく、そこそこの性能のマシンだというから驚きです。
この事が我々にどう関係してくるかというと、
近い将来、「相談者が質問し、その道のプロがアドバイスをする仕事」
が、コンピューターに置き換わる、という事です。
実はすでに、医療の現場では、かなりの精度で医師の診断をコンピューターに置き換えてしまう事が可能だとか。
それをしないのは、政治的な圧力と、道義的な問題(誤診の責任をコンピューターはとれません・・・)だけらしいです。
対して、我々の仕事はどうでしょうか?
・クライアントの情報を聞き出し、
・課題を明確にし、
・答えをアドバイスする
恐ろしい事に、この部分は置き換えが可能ですね。
安くて、早くて、世界チャンピオンクラスの実力のライバルが、近い将来登場するのです。
考えてみれば、産業革命も「職人」を機械に置き換えましたし、
インターネットの発達は、「物知り」の活躍の場を奪いました。
今後「問題解決」の知的生産の人材が、安泰である保証はないのです。
孫正義さんも2010年の「ソフトバンク新30年ビジョン」で、
"6年後に半導体の性能が人間の脳を追い越す"
という言いかたで、この問題には警鐘を鳴らしていましす。
では、我々コンサルや士業といった「知的生産」を仕事にしている人間はどうしたらいいのか?
"決してコンピューターには置き換えられない価値"
を身に付けることです。
例えば、
・相手の強みを引き出すこと
・ゲストのユニークさを引き出し、皆に伝える会話術
・知識を教えるだけでなく、感情まで動かし、行動させる影響力
などがそれに相当しますね。
単に知識を正確に、早く伝えるだけでなく、プラスαがそこにはあります。
ご参考になれば幸いです。