優秀なのに、なかなか出版が決まらない人がいる理由とは? | 樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座

優秀なのに、なかなか出版が決まらない人がいる理由とは?

こんにちは、樺木宏です。



著者を目指す方はには、色々な人がいますが、当然優秀な方も多いです。


普通に考えれば、ノウハウも実積もある人から出版が決まりそうなものですね。


しかし面白いのは、必ずしも優秀な順番で出版している訳ではない、という事実。


そこで今日は、こうした優秀な人が陥りがちな「落とし穴」について書いてみます。



私の経験から言えば、「自分の優秀さ」に自己満足しているタイプの人は、


なかなか出版が決まらないことが多いです。



その理由は、「多くの読者のレベル感」に合わせられない人がいるからです。


商業出版では「売れるかどうか』が企画の成否を決めるのですが、


売れる=多くの読者にレベル感が合っている、という事です。


というもの、1つジャンルがあれば、そのほとんどは素人なのです。


一説には80%を占めるとも言われています。


「マス」を狙う商業出版としては、読者目線が大切なのはこのためです。



具体的な事例でいうと、ドラッカー関連本などはまさにそうです。


もともとのドラッカーの著作は、有益な内容ではあるのですが、想定する読者のレベル感が


高い。


その為、多くの読者にとっては敬遠されていた部分がありました。


自分の中に経験や実績があれば、それに照らし合わせてこうした本はなんとか理解できる


のですが、そうでない場合は、消化不良になってしまうのですね。



そこで具体的な事例を加えて、内容を分かりやすく解説する関連本が売れています。


ドラッカーのように体系だった内容では無いのですが、身近な切り口で、


日常の事例に当てはめて解説されている為、分かりやすいのです。


「もしドラ」以外にも、ベストセラーになっている本も多く、解説本専門といえる著者も


いるくらいです。




これらの事から分かるのは、「売れる本」にする為には、優秀なだけでは足りないという事です。


ある意味、著者になるような人と言うのは、全員が優秀なのです。


そこで問われるのは自信ではなく、どれだけ多くの読者のレベル感に合わせられるのか?という事。


翻訳本の著者などは知名度がもともとあるので、難解さを補って売れることもあるのですが、


これは新人著者はマネしてはしけないことですね。



ご参考になれば幸いです。