企画のスタートは、読者の欲求から考えましょう
こんにちは、樺木宏です。
今日は、企画を考える上で最重要とも言えるポイントについてお伝えします。
それは、出版企画は、読者の欲求からスタートする、という事です。
なぜなら、書籍の読者は「欲求を満たす、苦痛から逃れる」事に対してしか、
お金を払わないからです。
もしこれが300円程度の週刊誌だと、一時の時間つぶし的な動機もあり得ます。
しかし書籍の場合、1,000円以上と高額ですので、読者は自分に「得」が感じられないと、
買ってはくれないのですね。
その点を踏まえると、いくつもポイントがあります。例えば、
一般にターゲットは、広げすぎると訴求しません。
読者の具体的な悩み・欲求まで絞り込みましょう。
具体的には、読者の悩み、不安を理解するという事です。
なぜそこまで細かく読者をターゲッティングしなければいけないか、と言えば、嗜好の細分化が背景にあります。
年齢や性別で分類した旧来のターゲッティングでは、読者感情をつかめないというのが今の時代であるからです。
細分化された現在のマーケットには、「この本を欲しがる感情的な理由」にまで、踏み込む事が大切です。
結果、対象が1人の人間として浮かび上がってくるような具体性をもつことが、良いターゲッティングとなります。
同時に必要なのが、そのターゲット、すなわち想定読者が何人いるのか?という点です。
これは、具体的に人数を数字で記載しましょう。その際、根拠となる計算式や統計も欲しいところです。つまり、断言する事が必要です。
一般的には、100万人程度の分母がひとつの目安です。
そのうち1%が購入すれば1万部ですので、6,000部位からスタートしたい、
と出版社は考えるからです。
この数字の根拠があれば、出版社はどれくらい売れるかのイメージがつかむことが出来、
企画が採用される確率が上がります。
今日のまとめです。
出版企画は、読者の欲求からスタートして考えましょう。
その上で、企画書は読者に配慮して設計しましょう。
ご参考になれば幸いです。