「実用書」をお望みですか? | 樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座

「実用書」をお望みですか?

多くの企画を拝見するなかで多いのが、

いわゆる「実用書」のジャンルに属するものです。

実用書とはもともとそのジャンルに関心を持っている

読者のみを想定しており、企画自体のユニークさはあまり

求められないものの、著者に要求される実績はハードルが高いです。

例えば営業改革の方法論を書籍として出版するには、

非常にいいふるされた表現ですが、一業界における

「カリスマ営業マン」

「カリスマ経営者」

レベルの知名度、実績が必要です。

(Amazon「営業論」で検索すると無名の方の本が出てくる事が

ありますが、自費出版も混じっている為です。ご参考までに。)

ご経歴はビジネスマンとして大変見事でいらっしゃる方は多い

のですが、出版社にアピールする切り口としては、

より有利な立ち位置をとるべきだと考えます。

具体的には、「企画自体のユニークさ」を高める方向です。

その事で「著者の実績勝負」から

「企画のユニークさ」という要素が加わります。

販売の面からいっても、実用書と一般書では棚も違いますし、

アピールできる読者の数も違います。

その為、実用書としてではなく、読者が思わず書店で手に

とってしまうような要素を入れていきます。

そして読者に「これは自分にとって得だ」「自分にも出来そうだ」

思わせる事が出来れば、出版社も関心を示します。

営業の本で言えば、ユニークでわかりやすい営業理念や方法論を

斬新な形で企画できれば、商業出版化の充分可能なジャンルではあります。

先に述べましたように、切り口としては企画のユニークさを

全面に打ち出す必要がありますので、その為にはまず読者の

ニーズについて徹底的にしらべる事をお勧めします。

どういった営業の本が売れているのか、読者の悩みはなにか、

が先立って知るべき事です。

その中から、次にご自身に提供できる事を考える、

というステップが適切です。

また、営業の本でありがちなのが、新規営業の方法論から

マネジメント、会計、法務まで広くカバーされている企画です。

これは出版社から総花的と判断されてしまう可能性が高いので、

分野は絞り込んだ方が高評価につながります。

1つのテーマをいろいろな角度から事例を交え、

面白く伝える方向がよいでしょう。