沖縄県知事選は13日投開票され,新人で元那覇市副市長で元総務官僚の古謝玄太氏(自民,維新,国民,参政,保守,公明県本推薦)が過去最多得票の約42万3000票を獲得。現職の玉城デニー氏の得票約27万6000票を大きく上回る約14万票以上の差をつけて初当選した。古謝氏は沖縄の日本復帰(1972年)後生まれで初めての知事となる。
地元新聞記者は「県民を2分するような接戦を予想していたが,古謝氏の予想以上の圧勝には驚いている。沖縄・辺野古沖で船が転覆し,同志社国際高校の生徒ら2人が死亡した事故以降,アメリカ軍普天間飛行場の辺野古基地移設への賛成の声が次第に広がり,それと共に,反対派の象徴でもあった玉城氏にも,この事故に対する責任を追及する声が高まっていった。この事故に関連するSNSでの投稿内容が特に若者の投票行動に大きく影響していることは間違いないと思う。また,格差が広がる沖縄経済の再建に向けた古謝氏の経済政策が,閉塞感を感じていた県民には非常に新鮮なものとして受け入れられたようだ。今回の結果により,沖縄で大きな勢力として沖縄選出の政治家に大きな影響力を持っていた辺野古基地移設反対の『オール沖縄』は,解党的見直しを余儀なくされるだろう。直近の世論調査では,県民の7割近くが基地移設に賛成しており,今後の古謝氏と高市政権との連携に向けた動きに注目している」と語る。
沖縄県知事選の結果を受け,高市早苗総理大臣は14日,「経済成長を求める沖縄県民の意思が反映された選挙だったのではないかと思っている」と述べるとともに,「新しい知事としっかりと連携しながら,沖縄経済を強くするために私も力を尽くしたい。その他の課題についても,新しい知事の意見をしっかり聞きながら対応をしていく」と,沖縄県政との連携に向けて意欲を示した。
古謝氏は辺野古基地移設「容認」を掲げた初めての県知事であるが,沖縄の過度の基地負担の軽減にも取り組む姿勢を明言しており,近く行われるであろう古謝氏と高市総理との対談内容に注目が集まっている。