「WE WANT OUR FUTURE」と「憲法9条を壊すな!実行委員会」が主催する「平和憲法を守るための緊急アクション」が8日夜開催され,国会議事堂付近に約3万人(主催者発表)が参加した。

 参加者は,ドラムのリズムに合わせて色とりどりのペンライトを振りながら,「平和憲法日本の宝」,「改憲反対」,「高市総理は憲法守れ」,「武力で平和はつくれない」,「捨てよう,捨てよう,武器を捨てろ」,「守ろう,守ろう,憲法守ろう」などと,シュプレヒコールを繰り返していた。

  参加者の一人は,「今,ウクライナ戦争やイラン戦争を経験していることで,『戦争』を現実的なものとして深刻に受け止めている幅広い年代層の人々が参加している。高市総理は非核三原則の見直しを持論とし,武器輸出のルール緩和を目指しており,さらには,トランプ大統領の顔色をうかがい,ホルムズ海峡への自衛隊派遣に前のめりだったとの報道も出ている。戦争へ向けた流れは絶対に止めなければならない。SNSを通じて,特に多くの若者が憲法改正の動きに関心を持って集まっている。日本には平和憲法があるからこそ,他国の戦争に巻き込まれることがないということを,先の日米首脳会談で実感した。政府が無視できないような憲法改正反対の大きなうねりを全国的に作り上げていきたい」と憲法改正に向けた政府の動きを警戒する。

同アクションは4回目で,2月27日には約3600人,3月10日には約8600人,同月25日には約2万4000人(主催者発表)規模で行われ,参加者が次第に増えてきている。また,主催者によれば,8日は全国各地137カ所で戦争や改憲に反対する活動が展開されたとのことである。

高市総理が憲法改正に意欲を示す衆院憲法審査会は9日,今国会初の実質審議を開き,7党(自民,日本維新の会,国民民主,中道改革連合,参政,チームみらい,共産)による意見表明が行われた。与党は,衆議院では憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を大きく上回っており,憲法改正に向けた議論が加速化されそうだ。一方,中東地域やホルムズ海峡流域など緊迫した地域への自衛隊派遣を巡り,憲法9条の存在が改めてクローズアップされてきている。

8日夜の永田町に多数輝くペンライトの光は,官邸に届いているのだろうか。