2月8日投開票の衆議院選挙をめぐり,報道各社などの情勢分析結果(2月1日時点)を見ると,与党に関しては,自民党が定数465議席のうち,単独過半数の233議席を超える勢いとなっている。日本維新の会は公示前の34議席を維持できるかが微妙な情勢。一方,野党に関しては,中道改革連合が大きく議席を減らす見通しで,国民民主党と日本共産党は,現状維持がギリギリの情勢であるが,参政党とチーム未来は議席を伸ばす勢いである。また,れいわ新選組,日本保守党など他の野党にとっては厳しい展開となっている。

永田町を拠点に活動する選挙プランナーは,「序盤戦,高市首相の人気が反映し,自民がやや有利で,中道がどの程度巻き返しをするか注目していたが,投票行動の調査の結果(2月1日時点),全年代別有権者の約30%以上が自民を支持しており,高市首相に対して,女性初の首相としての新鮮さ,その実現力に有権者の『従来の閉塞感のある政治からの変化』への期待が見られる。朝日新聞には『自維300議席超うかがう 中道半減も 参政・みらい勢い』との見出しが掲載されたが,未だ投票先を決めていない有権者が25%程度おり,比較的バランス感覚を重視する日本の有権者がこの朝日の報道にどのように反応するのか注視している。終盤に向けての選挙戦の状況次第では,未だ公明の組織票を固めていない中道に一気に票が動く可能性もあり,流動的な情勢ではあるものの,与党で過半数獲得はほぼ間違いないと見ている」と衆議院選中盤の情勢について語る。

今回の衆議院選でも,いわゆる「裏金議員」への有権者の判断が注目されており,自民党は43人を公認したが,自民党の政党支持率は振るわないものの,高市内閣の支持率が非常に高いことが追い風になって,各候補者は前回よりもやや有利に選挙戦を展開しており,これらの選挙区の結果次第では,自民党は大幅に議席を増やすことも予想されている。選挙戦終盤に向けて,自民党が議席をさらに伸ばすのか,中道改革連合が組織票を固めることによって与野党の議席数のバランスが保たれるのか,他の野党の独自の主張に有権者の関心が傾くのか等々,白熱した選挙戦が全国各地で展開されている。