参議院議員選挙(7月20日投開票)も中盤を過ぎ,各地で激戦が繰り広げられているが,与党が苦戦し,保守系野党が善戦する展開となっている。13日の時点,全国32ある「1人区」のうち自民党が優勢なのが8選挙区のみにとどまり,自民は目標とする参議院で非改選と合せて過半数となる50議席をも下回りそうな,自民にとっては非常に厳しい選挙情勢となっている。一方,立憲民主党,国民民主党,参政党は議席を大幅に増やす勢いである。

永田町で活動する選挙プランナーは,「中盤の各種世論調査などを集計・分析したところ,各党の獲得予想議席は,自民30~46,公明6~10,立憲民主24~32,維新5~8,共産4~6,国民民主10~20,れいわ3~4,参政8~15,社民0~1,日本保守2~3,諸派・無所属7~9ーとなっている。未だ投票先を決めていない有権者が4割程度おり,彼らの投票行動によって獲得予想議席は大きく左右されることになるだろう。消費税減税に否定的な石破政権に対する国民の不満は高く,これまで自民に投票してきた有権者が,立憲民主も含めた保守系野党に投票する傾向が見られるが,ここまで自民が苦戦する展開になってくると,有権者のバランス感覚が働いて,政党支持率トップである自民にとっては逆に有利になる展開も予想される。東京選挙区に関しては,鈴木大地氏(自民・新人),塩村文夏氏(立憲・現職),川村雄大氏(公明・新人),吉良佳子氏(共産・現職),牛田茉友氏(国民民主・新人),さや氏(参政・新人)の6人が既に当選圏内にいる。残る1議席を,奥村政佳氏(立憲・現職),武見敬三氏(自民・現職),山尾志桜里氏(無所属・新人)の3人が争っているが,奥村氏がやや優勢のようだ。今回の参院選では,立憲民主,国民民主,参政党がどのくらい議席を伸ばすのかが注目されてきている」と参院選中盤の情勢について語る。

保守系野党に勢いがあり,与党にとっては非常に厳しい選挙戦が展開されているが,未だ投票先を決めていない有権者の投票行動によっては,今後の情勢が大きく変わる可能性もあり,いまだ不透明な参院選中盤の選挙情勢である。