大阪市住吉区の少女の誘拐容疑で,栃木県の男性が逮捕された。
 男はツイッター上で少女と会話をやり取りする中で信頼関係を築き,少女と直接会う機会を実現させたのだろう。男性と少女は一緒に在来線を乗り継いで男の自宅に到着したようだ。
 その後 7日間,少女は男の自宅で過ごすことになるのだが,報道によれば,男は少女のスマートフォンを取り上げ,外部との連絡手段を遮断。食事は1日1回,風呂は2日に1回程度に制限し,銃弾のようなものを見せられ,行動は制限されていたとのことである。
 少女は身の危険を感じてか逃走し,交番に駆け込んだことで事件は解決に向かうが,「他にもう1人女の子がいた」と少女が訴えたことで,これまで有力情報が何もなかった別の事件の解決の糸口が発見された。
  事件の全容や真相はこれから明らかにされるだろうが,ツイッター上で初めて知り合い,未成年者が一度もあったことのない大人とそれほど抵抗もなく直接出会うという話をよく聞くようになった。その中にはいい出会いもあり,交際に発展することもあるとのことだが,家庭や学校等々に不満があり,当面の家出先として生活できる拠点をツイッター上で探すケースもあるようだ。今回のような事件には厳しく対応すべきではあるが,家庭内での虐待がエスカレートして救えたであろう子供が命を落とす悲劇的な事件もあるなか,世の中には「保護」に値するような他人の行動もあるのかもしれない。今の社会の闇を見るような事件だ。