立憲民主党,国民民主党や日本共産党などの野党は25日,首相主催の「桜を見る会」をめぐる追及本部を設置し,国会内で初会合を開いた。今後,安倍晋三首相の地元,山口県や前夜祭を開いた都内ホテルの関係者から事情を聞き,真相解明で徹底追及するとのことである。
  また,「桜を見る会」追及本部の黒岩宇洋事務局長(立憲民主党)は,野党の追及で,安倍首相や妻・昭恵氏が招待者を推薦していたことが明らかになったとして,「桜を見る会」の安倍首相による「私物化」が一つの論点になると指摘。前夜祭の会費5000円が適正だったのか,ホテルの値引きはなかったのかなど公職選挙法にかかわる疑惑など「論点は多岐にわたる」と強調。前夜祭が安倍晋三後援会主催だったことをあげ,政治資金収支報告書の不記載の問題など「さらに幅広く追及していきたい」と疑惑の徹底追及を語った。
 さらに,黒岩事務局長ら国会議員8人が同日,首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿が共産党の資料請求日に破棄されていたことに関連し,内閣府が所有する大型シュレッダーの視察を試みたが,職員からアポイントがなかったことなどを理由に断られ,結局,目的を果たすことはできなかった。
  国会議員と内閣府の職員との間で押し問答が繰り返された後,同行したマスコミ各社は入庁を拒否され,議員8人のみ庁舎に入ったが,小部屋に通され,職員と交渉を続けたが,「官房長の許可が得られない」などとして,“本丸”の大型シュレッダーまで行きつくことはできなかった。
 黒岩氏は内閣府訪問後,国会内で記者団に「前代未聞の門前払いを食らわせて守るシュレッダーなのか」と怒りをあらわにし,再チャレンジを宣言したが,大型シュレッダーすら見ることもできない程度の調査能力しか国会議員にはないのだろうか。
  お笑い芸人や・歌手・スポーツ選手など数多くの著名人たちが招かれる「桜を見る会」。19年前は8400人ほどだった参加者は2019年には2倍以上の約1万8200人に増加。政府が「人数や予算の拡大・招待基準があいまい・招待プロセスが不透明」という理由で中止となったが,そのあまりに急な中止決定が余計に国民の関心を高めることになった。野党がにわかに活気づいている。