任期満了に伴う那覇市長選は21日投開票され,共産党や社民党などの支援を受ける現職の城間幹子氏が,新人の前沖縄県議・翁長政俊氏(無=自民・公明・維新・希望推薦)を破り,再選を果たした。
 城間氏は9月の知事選で初当選した玉城デニー知事の支援を,翁長氏は与党などの支援を受け,知事選と同様の構図であった。
 この結果,知事選,同県豊見城市長選に続き,米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する「オール沖縄」反政府勢力が3連勝する形となり,新基地NOの沖縄の民意が反映される結果となった。
 国政選挙では「オール野党」の実現が難しくなっているが,地方選挙では地方の事情で「与党の分裂」,「オール野党」の結集がみられる。
 今年1月の岐阜市長選では,元民主党衆院議員の柴橋正直氏が,自公両党が推薦した候補にダブルスコアを付け保守の牙城を崩し,新人7人の争いを制して初当選を果たした。
 昨年7月の仙台市長選でも,引退を表明した前市長の支援を受けて臨んだ自公両党の推薦候補が,共産,社民など野党4党の支援を受けた郡和子元民進党衆院議員に敗れた。
  今月28日には新潟市長選が投開票されるが,自民党は候補者を一本化できず分裂選挙となったのに対し,野党各党は特定候補の支援でまとまった。
 自民党幹部は「沖縄の選挙での3連敗はボディーブローのように効いている。新潟市長選は自民党本部が新体制になって直接関わる初めての選挙であり,来年夏の参院選に向けた野党結集に向けた動きを止めたいところだ」などと,国政選挙への影響を懸念している。
 国政選挙でも保守層や無党派層までも支援する「オール野党」の結集を見てみたいものだ。