九州北部豪雨による甚大な被害により懸命な復興作業が続けられている中,東北地方にも大雨による警戒が出された。
 ところが,佐竹敬久・秋田県知事が同県が記録的大雨に遭った際,宮城県にゴルフに出掛けていたことが発覚した。
 佐竹知事によると,ゴルフは佐竹知事が呼びかけたもので,22日午前7時ごろ,知事公舎前に知事と部長2人,県OBの計7人が集まり,車2台に分乗して1泊2日の予定で宮城県内のゴルフ場へ向かい,同日夕から飲酒した。翌23日早朝に車で県庁に向かったが,交通渋滞で午前11時の大雨に関する関係機関との連絡会議に間に合わず,到着は終了後の午後1時過ぎであった。
 秋田県内が大雨の被害にあってる間,佐竹知事と部長2人の携帯電話には,22日から豪雨被害の状況と避難指示や勧告に関するメールが頻繁に入っていた。佐竹知事は「その段階で(帰るという)行動に移らなかったのは私のミス。軽率で深く悔いている。県民の信頼を損ない心からおわびする」と謝罪した。大雨にもかかわらずゴルフに向かった理由について「昨年来,ほとんど休みがなく自分の時間が欲しかった」としている。
 秋田の名門・佐竹家の末裔で3期目を務める佐竹知事。権力の座に長く座ると普通の人が持つであろう状況判断,危機管理能力が麻痺してしまうのだろうか。